差がつく!アクティブ・ラーニングの心得<NG編>

アクティブ・ラーニングは、生徒が主体的に授業に参加する学び方のこと。普通の授業と違って、友達と話し合ったり、一緒に作業をしたりする機会が多い。どんなことに注意して学べばいいか、ポイントを押さえておこう!
前提:ペアやグループで行うもの!
多くのアクティブ・ラーニングは、ペアやグループをつくって行う。
1人よりも複数人で学んだほうが、得られるものが大きいからだ。もちろん、個人で行うアクティブ・ラーニングもあるが、今回はグループで行うことを前提として、注意すべきポイントを解説していく。
NG例1:全然発言しない
先生から意見を求められたり、友達と話し合ったりしている時に、モジモジしているのはよろしくない!受け身になっていては、アクティブとは言えないだろう。自信がなくても積極的に発言していくことが大切だ。
例えば話し合いを盛り上げるには、何かきっかけが必要だ。キミの何気ないひと言が、そのきっかけになるかもしれない。
キミが疑問に思ったこと、知っていることなど、意見以外のことでもいい。完璧な意見を出さなきゃと構えずに、どんどん発言していこう!
NG例2:意見を言い合い、終わってしまう
友達と意見を言い合うのはすばらしいことだ。ただ、意見を言い合って満足してしまうのはオススメできない。ペアやグループの中で、しっかり意見をまとめよう。
うまく意見をまとめたいなら、それぞれの意見の共通点・違いに注目しよう。「AとBは同じだよね」「BとCはここが違うみたいだけど、みんなはどう思う?」と整理していくうちに、自然と意見がまとまるだろう。もちろん、多数決を取っても構わないが、意見の採用・不採用においてだれかが不公平に感じることのないよう、なるべくみんなが納得する方法でまとめるのが理想だ。
NG例3:自分の意見にこだわりすぎ
自分の意見にこだわるあまり、むやみに人の話を否定してしまってはいけないぞ。グループで話し合う意味がなくなってしまう。
少しでも自覚のある人は、他人の意見から学ぶ姿勢を身につけよう。「そういうふうに考えることもできるのか」と素直に受け止めると、考え方の視野を広げられて、キミ自身の成長につながる。それに、自分の意見と相手の意見のいいところを合わせれば、もっといい、新しいアイデアが生まれるかもしれない。
人の意見が本当に間違っていると感じたときは、「ここはどういう意味なのかな?」「ここをもっとこうしたほうがいいかも」と、それとなく指摘してみよう。人の意見を笑う、頭ごなしに否定するのは絶対やめよう。一緒に学ぶ友達を尊重することが、グループワークでは大切だ。