これでバッチリ!受験につながる高2ならではの定期テスト対策!

高2のテスト対策、今までと同じように考えてはいないだろうか?高2のテスト勉強はそのまま受験対策になる超重要ポイントが満載だ。そんな「受験につながるテスト対策」を紹介しよう。

高2のテスト対策はなぜ重要?

高2のこの時期は、勉強も学校の行事もあって忙しい日々を送っている人が多いだろう。「受験はまだ先」と思っているだろうが、先輩たちは低学年のうちにもっと勉強しておけばよかったと強く感じているようだ。まずはそんな先輩の体験談を見てみよう。

先輩の体験記

受験学年になるまで全く勉強していなかったので、いざ受験勉強を始めようと思っても、勉強習慣がなく困りました。そして実際にやってみると、基礎的な知識が定着していなかったので、当然難しい問題にも対応できませんでした。
こうしたものは一朝一夕で身につくものではないので、受験学年になる前に、勉強する習慣をつけることはもちろん、テスト勉強時に基礎的な知識を定着させていたら、もっとスムーズに受験勉強のスタートが切れたと思います。

先輩からは「定期テスト」をもっと活用すればよかったという意見が多かった。部活が忙しい人もテスト前は必ず机に向かうだろう。次のアドバイスを参考にして「定期テスト対策」を「受験につながるテスト対策」に進化させよう!

ポイント1 定期テストを「勉強プランの立て方と実行」の練習場にする!

定期テストを「プランを立てて実行に移す」という練習の場として活用しよう。結果的にそれが、受験勉強時の「プランを立てて、実行する力」につながる。「うまく計画が立てられなくなった」「計画倒れになってしまった」と受験の時に言い訳しないよう、今のうちから始めよう。

定期テストの場合は、2週間前からプラン立てを!

1週間前では短すぎるし、3週間前ではまだテスト範囲が発表されていない場合が多い。プランを立てる時は、「どの教科のどの単元を何ページやる」というように具体的に決めよう。試験範囲を1回さらっただけでは定着しないので、2回、3回と繰り返し勉強する時間もプランに盛り込もう。さらに、予定が変わった時のために、予備日を設けておくのも大切だ。

緻密にプランを立て、かつ柔軟に実行できるようにしておこう。

ポイント2 定期テストで基礎固めをして入試の応用問題に備えよう!

入試を見据えて今は基礎固めを優先させよう。高2のうちに基礎を固めておかないと、高3になっても応用問題に取り組むことができない。では、先輩たちはどのように基礎を定着させたのだろうか?

先輩の体験記

数学は教科書の例題レベルをいかに速く正確に解けるかがカギとなってきます。そのため授業で学習した後や定期テスト前には、教科書の例題や小テストなどを使って簡単な問題を速く、かつ確実に解けるかをまず確かめました。その時に習った内容などを確認し、学校指定の問題集などを基本から確実に解けるようにしていきました。
どうしてもわからなくて答えを見る場合も、解説の途中まで読んで、わかるところから再スタートし、後日解説を見ずに解く練習をしていました。特に数学のような理系科目は、どんなにがんばってもいきなり応用問題は解けないので、基礎・基本を固めていくことを重点に勉強しました。
英文法は、基本的な英文とその訳を書き出し、3回くらいずつ口に出しながら頭にたたき込んでいました。これを繰り返し、訳文を見てスラスラと英文が出てくれば完璧です。
間違って覚えていたり、思い出せないようなものがあったりする場合には印をつけ、何回も繰り返します。そうすることで、なじみのなかった文もスラスラ言えるようになります。テスト1日前には自分の頭の中で覚えた英文を唱えながら、紙に書いてスペルミスをチェックしました。目と耳と口を使えば英語は効率よく勉強できます。

基礎的な問題は繰り返しの演習がとても大事なようだ。やり方は人や教科によって多少は異なるが、共通していることは、基礎を定着させるために繰り返し丁寧に取り組んでいるということ。応用問題は基礎が定着できているからこそ、取り組めるものだ。今の時期は学校の定期テスト対策を通じて、基礎固めをしておこう!

ポイント3 受験でも使える勉強ツールをつくっておこう!

ただテスト勉強をやって終わり、ではもったいない。どうせ勉強をするなら、受験勉強でも使えるツールをつくっておこう。また、今取り組んでいることが受験にもつながっている、と意識して勉強すると、やる気アップにもつながるはず!

先輩の体験記

定期テストのためだと思うと、勉強する気が起きないかもしれませんが、今のうちに語い数を増やしておくと、受験のとき楽になります。
100円ショップで手のひらサイズのノートを買って、そこに単語と単語の意味を書いて覚えていました。持ち運びに便利でいいですよ。自分で書いた単語帳の英語の部分を隠して、意味だけを見て、スペルを書いていきます。わからなければ飛ばします。次に、答え合わせをして、間違えたところを赤ペンで直します。その赤ペンで直した単語が自分の覚えられていない単語です。わかる単語を何度もやっても意味がないので、間違えた単語を重点的にやると効率がいいです。
定期テスト対策として、まとめノートをつくるのは欠かせませんでした。ノートをつくるのは労力がいるから無駄だ、と考える人もいるかもしれませんが、私はそうは思いません。授業でやった内容を思い出しながら、1つのノートにまとめます。資料集やプリントなど散らかっている知識を1つのものにすることで、個別に覚えるよりもつながりを持ち、効率的に覚えることができます。また、テスト直前に持っていくものもノート1冊で荷物が軽くなりますよ。さらに、まとめノートは受験対策でも役に立ちます。

例えば


苦手な単語だけをピックアップして
受験勉強に向けてのオリジナル単語帳をつくる

ぐちゃぐちゃな知識を整理する

英語に限らず暗記科目では、単語帳をつくっておき、自分が覚えていない用語や単語だけ後で見返せる工夫をしておくと、それをそのまま受験勉強に活用できる。また、歴史に限らず、各単元の全体像をつかむ必要があるケースは、自分が理解していること、理解していないことを見える化しておこう。まとめノートをつくっておくと、その単元を今の自分が理解できているのかを測る指針にもなるし、受験勉強でも役に立つぞ。



「受験につながる定期テスト対策」のやり方がイメージできただろうか?まだ先だと思っていても、受験まではあっという間。ぜひ今回のアドバイスを参考にして、まずは目の前のテストで実践してみよう!

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