<英語編>高校生のためのニガテ克服勉強法

英語がニガテなキミ、対策は進んでいるだろうか。一度ニガテ意識を持った科目を勉強するのは、なかなか気合がいるもの。どこから手をつければいいかわからないなら、今回紹介する勉強法を参考にしよう。

単語攻略がニガテ克服のカギ!
「つながり暗記法」で語い力を増やそう

英語がニガテな人は、そもそも単語・イディオムの知識が不足している場合が多い。英文を読んでも理解できないときは、自分の語い力を確認してみよう。一般的に、長文の中にわからない単語やイディオムが2割以上あると、文章の内容が理解できないと言われている。

とはいえ、単語集などで暗記しようとしても、うまく覚えられない、すぐに忘れてしまうといった人もいるのでは?そんなときは英単語をテーマごとに覚える「つながり暗記法」がオススメだ。

環境に関する単語

emission   排出・放出
power station   発電所
greenhouse gas   温室効果ガス
developed country   先進国

同じテーマだと関連づけて覚えやすく、似たテーマの長文問題にも出る確率も高い

例えば、「環境」といったテーマごとに英単語をまとめることで、関連づけられ暗記しやすくなるはずだ。似たテーマの長文問題に暗記した単語が出てくる頻度も高くなるだろう。教科書や模試、問題集の長文問題の「英文テーマ」ごとに英単語をまとめて、単語帳をつくって覚えていくといいだろう。

長文読解は「段落」と「接続詞」に注目! 文章の大まかな内容を把握できるようにしよう

英語の評論文を読むとき、大意をうまく把握する、ちょっとしたコツが2つある。

1つは、文章全体の展開に注意すること。最初の段落で問題提起がされて、次の段落で具体的な例が出されて、最後の段落でまとめが入るのが、典型的なパターンだ。どんな文章でも意味なく段落が変わることはないので、各段落の重要な主張や役割が何か、を意識して読むと、文章の全体像をつかみやすくなる。

次に、接続詞の働きに注意しよう。接続詞は続く文章の役割を明確に示してくれる便利な目印だ。例えば「but」に続く文章は、それ以前の文章と対立するような内容のはずだし、「because」に続く文章は、原因や理由を示しているはず。接続詞を意識して読めば、単語の意味がわからなくても、内容がある程度類推できるようになるはずだ。

ただし、テクニックだけ磨いても、単語力がないと正しく文章は読めない。並行して、単語の暗記もコツコツ進めよう。

先輩のユニークなニガテ克服法!

英単語の暗記と長文の読解法を紹介したが、ほかにもユニークな勉強法はたくさんある。最後に、大学に合格した先輩が実際に行っていた勉強法を紹介しよう。

先輩の体験記

文章を分解しながら、精読する


私は英語がとても苦手で、受験勉強を始める前に「このままではマズい」と、時間をかけて克服することに決めました。そこで試したのが、英語の文章を細かく区切って読んでいくこと。

まずノートに教科書や参考書の短めの文章を写します。次に写した文章を読みながら、SVOCごとに「/」で区切り、文型を考えます。その際に、わからない単語があれば手を止めて意味を調べ、ノートに単語と意味をメモ。最後に自分なりの日本語訳を書き、正しい訳と文法の解説を読んで、答え合わせをしたら終わりです。

時間はかかりますが、語いは増えるし、文法理解は深まるし、読解力も上がるので、私はやってよかったと思いました。

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