先輩アドバイスに学ぶ!あと5点アップの得点テクニック<答案の書き方編>

テストにケアレスミスはつきものだが、実は少しクセを直すだけで防ぐこともできる。今回は、当たり前だと思って見落としがちな「キレイに文字を書くこと」に注目して、得点を上げるためのポイントを解説しよう。
「あるある」だと思ったら要注意!
「マ」と「ア」など、字の判別がつかなくて減点される
途中式が長い問題で計算ミスをしがち
自分で書いた字なのに読めなくて、見直しできずに失点する
試験時間が短いと、つい急いで解答してしまうため、もったいないミスが増えやすい。こうしたミスを防ぐための方法を、先輩のアドバイスから探ってみよう。
普段から「丁寧」に文字を書くことが一番!
対策のなかで一番効果があるのは、普段から丁寧に文字を書くこと。ある先輩は、以下のような心がけが大切だとアドバイスしてくれたぞ。
先輩の体験記
字がうまいかどうかよりも、読み手に気を遣って書くことが大切です。大学の先生方は入試の際、とてもたくさんの解答を採点します。読みやすい字を書いた方が、先生も採点する気が出ると思いませんか?
とはいえ、試験中にじっくり時間をかけて解答を書くのは、あまり現実的ではありません。無理にうまく書こうと意識しなくていいので、だれが読んでもわかるように、丁寧に書くよう心がけましょう。試験のときだけ気をつけるのではなく、授業中や宿題に取り組むとき、いつも気にするようにすると、自然とキレイに書けるようになりますよ。
そもそも、急いで解答を書いたとしても、大幅に時間を短縮できることはない。走り書きをやめるだけでもずっと見やすくなるはずなので、意識して変えてみよう。
計算必須の理系科目は特に注意!
数学をはじめ、理系科目は計算のために途中式を書くことが多い。途中式が自分でも読みづらいと、計算ミスを起こしやすいし、見直しだってしにくくなってしまう。この弱点を、自力で克服した先輩の体験記を見てみよう。
先輩の体験記
高3に上がってから、模試の解き直しをするようになりました。その際、数学の解答があまりに見づらく、「これでは見直しができない」と感じました。そこで私が工夫したのが、以下の4点です。
書き間違えた数字は、横着しないで消しゴムで消す
1行ごとに「=」の位置をそろえて、式を見やすいように整える
グラフは余白を使って大きく書く
答えの数字がめだつように、四角(□)で囲む
解答するときのクセを変えてからは、スムーズに見直しできて、ミスの少ない答案がつくれるようになりました!
理系科目は似た記号や数字が並びやすく、気をつけないとゴチャゴチャした答案ができてしまう。数字を1つ間違えるだけで答えが合わなくなってしまうので、先輩のように見やすい答案をつくるクセをつけておこう。
5点アップポイントのまとめ
今回紹介したポイントをまとめると、次のようになる。
5点アップポイントのまとめ
うまいかどうかは気にせず、丁寧に字を書く
普段の書き取りから、丁寧な字を意識して書く
計算式を整えて、見直しやすくする
次回のテストの点数が上がるように、さっそく試してみよう!