東京農工大学/農学部の詳細情報
学科・定員・所在地
学科・定員
生物生産学科(57名)
応用生物科学科(71名)
環境資源科学科(61名)
地域生態システム学科(76名)
共同獣医学科(35名)
所在地
1~4年:東京
※共同獣医学科
1~6年:東京
※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。
農学部の偏差値を見るプロフィール
●農学、生命科学、環境科学、獣医学分野で、持続発展可能な社会づくりに貢献する
●総合的な学問領域であるフィールド科学の確立をめざす
●野生動物管理の人材育成で課題解決に貢献する
農学部は、150年の長い歴史の中で独自の伝統を築きながらも、進取の精神を旨として常に社会のニーズを鋭敏に受けとめつつ、積極的に組織の改革を進め、拡充発展を続けてきました。現在、農学部は、生物生産学科、応用生物科学科、環境資源科学科、地域生態システム学科及び共同獣医学科の5学科から構成されており、下に示す学問分野のように人文・社会系を含む多様で広範な専門領域を有するに至りました。このことは、アグリサイエンス、バイオサイエンス、エコサイエンス、アニマルサイエンスに関する専門的な教育研究とこれらの横断的な教育研究の推進に極めて有益であり、本学部の最大の特徴でもあります。
【キャンパス】
府中キャンパス
【学生数】
1374名(2023年5月1日現在)
【専任教員数】
159名(2023年5月1日現在)
【大学院】
農学府/修士課程、4年制博士課程
生物生産学科
【講義・学問分野】
土壌学、農業生産技術学、植物栄養学、作物学、園芸学、植物育種学、国際生物資源学、遺伝子細胞工学、畜産学、蚕学、昆虫機能生理化学、動物生化学、農業経済学、農業経営・生産組織学、農業市場学、国際地域開発政策学
応用生物科学科
【講義・学問分野】
生物化学、遺伝子機能制御学、構造生化学、醗酵学、植物工学、遺伝子工学、細胞組織生化学、生物制御化学、生物有機化学、食品化学、栄養生理化学、応用蛋白質化学、応用植物生化学、植物病理学、応用昆虫学、応用遺伝生態学、細胞分子生物学、相関分子生物学、分子環境生物学、健康長寿学、食品機能学
環境資源科学科
【講義・学問分野】
環境汚染解析、生物圏変動解析、環境修復、植物環境、生活環境、バイオマス・リサイクル、環境物質科学
地域生態システム学科
【講義・学問分野】
景観生態学、野生動物保護管理学、植生管理学、健康アメニティ科学、土壌生態管理学、森林土壌学、樹木生理生態学、森林生物保全学、山地保全学、森林水文学、森林環境工学、森林―人間系科学、森林計画学、森林利用システム学、森林資源管理学、森林-水圏生態学、流域環境保修復全学、水資源計画学、生産環境システム学、生産環境制御学、施設構造工学、耕地栽培システム学、エネルギー利用学、治水環境工学、水利用学、農村地域計画学、地域空間情報学、農業情報工学、環境地盤工学、水利環境保全学、農薬動態学、環境哲学、比較心理学、環境文化史、農村社会学、環境公法、国際関係学、環境情報科学、環境教育学、共生福祉論、国際比較経済開発論
共同獣医学科
【講義・学問分野】
獣医解剖学、獣医生理学、動物行動学、獣医薬理学、獣医病理学、獣医微生物学、獣医伝染病学、獣医毒性学、獣医衛生学、獣医公衆衛生学、獣医内科学、獣医分子病態治療学、獣医外科学、獣医画像診断学、獣医臨床繁殖学、獣医臨床腫瘍学、比較動物医学
入学者・卒業者数
入学者数
314人- 女子生徒数
- 156人
- 男子生徒数
- 158人
- 地元出身学生数
- 125人
- 入学者総数
- 314人
卒業者数
308人- 就職者数
- 93人
- 進学者数
- 182人
学部の特色
農学、生命科学、環境科学、獣医学分野で、持続発展可能な社会づくりに貢献する
農学部においては、農学、生命科学、環境科学、獣医学分野の諸問題の解決と持続発展可能な社会の形成に資するため、広く知識を授けるとともに専門の学芸を教授し、知的、道徳的及び応用的能力を展開させて優れた能力を有する人材を養成することを目的としています。
総合的な学問領域であるフィールド科学の確立をめざす
農学部附属広域都市圏フィールドサイエンス教育研究センターは、自然林、二次林、農地、都市緑地などの多様なフィールドを有機的に結びつけ、環境科学、生物生産科学、森林科学、生態学、獣医学など広い視野と手法の融合によって、食料・資源問題の解決、資源循環型社会の構築を図るための教育・研究を推進しています。
野生動物管理の人材育成で課題解決に貢献する
野生動物管理教育研究センターは令和4年4月1日に設置され、野生動物による農林業被害や生態系に及ぼす影響、自然資源価値・公益的機能の低下など農山村地域で顕在化している課題解決にむけた科学的な野生動物管理システムの構築と、その担い手となる専門人材の育成を行う体系的な教育プログラムを実施する拠点となります。
写真は、<左>生体捕獲したシカの体長の計測と<右>野生動物を自動撮影するカメラの設置をしている場面です。
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学べること
生物生産学科
21世紀の食料と食の安全を科学する
農産物の生産から消費まで、人と自然を結びつける「農の営み」に関連する学問分野を幅広くカバーし、日本および世界の農業を広く深く理解するとともに、農業に関わる最先端の科学と技術に関する知識を身につけます。そして、その知識を国内外農業の持続的発展、農産物の流通・加工・消費、農業の多面的機能の積極的利用などに活かすことのできる人材の養成をめざしています。
応用生物科学科
「生命」に未知の可能性を求めて
微生物、動物、植物などの生命機能を、化学・生物学を基盤として深く探究・理解することをめざします。バイオテクノロジーでは、バイオサイエンスの成果を食品・医薬・農薬をはじめとする生活関連有用物質の高度な生産に適用することを目標としています。バイオサイエンスとバイオテクノロジーの分野で活躍するための教育を行い、人類の発展に貢献できる人材を育成します。
環境資源科学科
地球のお医者さんになろう!
環境問題は、人類すべてに共通する深刻な課題です。限りある化石燃料に依存した大量生産、大量消費、大量廃棄によって支えられてきた私たちの豊かさは、21世紀初頭の今、曲がり角を迎えています。環境資源科学科では、これからの人類が地球環境と調和して持続的に生きていくための環境資源科学を推し進め、環境問題の解決や循環型社会の構築に貢献できる人材を育成します。
地域生態システム学科
“グローカル(global+local)”地球規模で考え、地域で行動する
生態系と資源の保全・管理・活用などさまざまな問題を解決する社会の在り方を考え、野生動物や自然植生、森林・緑地・農地、農林業や農山村文化の新しい役割、人間と自然の調和を地域から地球的スケールで考えることを目的としています。広い視野で、実際のフィールドに立って問題を研究し、ボトムアップ型の思考でその解決を計ることのできる人材の育成をめざします。
共同獣医学科
動物と人の未来のために高度獣医医療技術を習得する
岩手大学と緊密な教育連携を行い、平成24年度から東日本の獣医学拠点として共同獣医学科に改組しました。現在、東京農工大学には「動物医療センター」と「感染症未来疫学研究センター」、岩手大学には「動物病院」と「動物医学食品安全教育研究センター」があります。家畜衛生や公衆衛生分野における獣医師養成と、高度獣医療技術の習得をめざしています。
アドミッションポリシー
農学部 アドミッションポリシー
1.高等学校で履修した主要教科・科目について、教科書レベルの基礎的な知識を有し、課題を解くことができ、理数系科目や英語科目について、実践的・体験的学習から得られた知識・知見・技術を有している者。
2.人類が直面している諸課題に対し、多面的に考察して判断し、自分の考えをまとめ、日本語で他者にわかりやすく表現できる者。
3.地域社会や国際社会における食料・生命・資源・環境に関する様々な問題に関心を持ち、身に付けた知識を生かして主体的に考え、他人と協力・協働して、これらの問題解決に立ち向かう意欲を持つ者。
各学科 アドミッションポリシー
生物生産学科
1.人類が直面する食料・農業・農村問題、持続的農業等の問題に関心があり、農業に関わる高度な専門的知識を身につけたいという意欲を持つ者。
2.生物学等の理科系科目ならびに国語・数学・英語等の基礎科目に十分な学力を有している者。
応用生物科学科
1.バイオサイエンス・バイオテクノロジーの分野に関心があり、それらの分野での活動を通じて社会的、国際的に貢献したいという意欲を持つ者。
2.生物学・化学等の理科系科目ならびに国語・数学・英語等の基礎科目に十分な学力を有している者。
環境資源科学科
1.環境や資源に関する諸問題に関心があり、そうした諸問題の解決に貢献したいという意欲を持つ者。
2.生物学・化学・物理学等の理科系科目ならびに国語・数学・英語等の基礎科目に十分な学力を有している者。
地域生態システム学科
1.地域の生態や生産・社会の管理・計画・再生などに関わる諸問題に関心があり、その解決にグローバルな視点をもって貢献したいという意欲を持つ者。
2.数学・理科・英語等の基礎科目に十分な学力を有するとともに、社会系の科目にも興味をもつ者。
共同獣医学科
1.獣医師としての目標を持ち、獣医学の発展に貢献しようとする意欲を持ち、自然や生命現象に関心を持ち、それを探求しようとする意欲を持つ者。
2.生物学等の理科系科目ならびに国語・数学・英語等の基礎科目に十分な学力を有するとともに、読解力や科学的応用力を有する者。