鹿屋体育大学/私のイチオシ
武道の奥深さを科学で探り理論的に理解する
※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ
「礼に始まり礼に終わる」
という言葉が剣道にはあります。これは単なる形式だけのものではなく、相手を尊重し、自分自身を律する心を育てる大切な習慣です。高校生活でも、友人や先生との関わり、部活動やアルバイトなど、日々の人間関係の中で「礼儀」や「思いやり」は欠かせません。
剣道は一人では成立せず、相手とのやり取りを通じて磨かれるものです。その中で育まれる「相手を敬う心」は、将来どんな場面でも役立つ普遍的な力となります。
さらに、剣道は一瞬に懸ける「集中力」や「判断力」、前へ踏み出す「決断力」が勝敗を左右します。「集中を持続する力」は、学習や試験の成果にも直結するとされていて、剣道を通じて自然に身につけることができます。
大学では、こうした武道の精神性や身体の動きを、実践的かつ科学的に探究し、心と体の成長を理論的に理解することができることが学びの醍醐味です。
この学問のココがおもしろい!
剣道で「面」や「小手」を打つとき、どんな身体の使い方をしているか知っていますか?
私たちの研究では、ハイスピードカメラやセンサーを使って打突のスピード、強度、角度、足さばきまで細かく分析しています。剣道の技を速くそして強く正確に決めるためには、腕だけではなく、足や腰の連動が重要で、さらには試合中の戦術判断や技の選択も科学的に解き明かそうとしています。
こうした研究は「どうすれば強くなるか」だけではなく、「ケガを防ぐ」「長く楽しむ」ためにも役立ちます。
色々なスポーツの奥深さを科学で探る――そんな学び、ちょっとワクワクしませんか?
キャンパスのお気に入りスポット
鹿屋体育大学の武道場は、キャンパス内北側にどっしり構え、初めて入ると圧倒されるほど広く、天井が高く、床や畳が美しい壮大な空間です。二階にある剣道場で稽古が始まると、静寂の中で竹刀が交わる音、気迫ある掛け声、まるで映画のワンシーンのような迫力があります。
さらに、キャンパス内南側に位置するSPORTECスポーツパフォーマンス研究センターでは、ハイスピードカメラやセンサーを使って、自分の「面」や「小手」の打ち方を科学的に分析できます。技のスピードや角度が数字で見える体験は、きっと皆さんの刺激になるはず。
この壮大な武道場と最新の科学をぜひ体感してください!