鹿屋体育大学/私のイチオシ
運動時に頭の中でどのような処理が行われているかを仮説検証する
※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ
スポーツ心理学に興味をもったのは、4月の入学式で教授紹介の際に、VRを用いた研究をしている教授がいることを知ったのがきっかけです。
鹿屋体育大学に入った時、体育学を学ぼうと思っていたのはもちろんですが、何か新しいことをしたいと考えていました。入学式の次の日にその教授の研究室を訪問し、VRを用いた研究についてお話を聞いて、スポーツ心理学に興味をもちました。
また、VRについても自分で作ってみたいと思うようになり、プログラミングの勉強も始めました。スポーツ心理学を通じて、自分の過去の経験から運動学習や運動制御について特に究めていきたいと思うようになりました。
この学問のココがおもしろい
スポーツ心理学の面白さは、頭の中などの見えない部分を知るために試行錯誤するところにあると思います。
例えば、試合の場面で技を発揮しようとする時に、自分の頭の中でどのような処理が行われて実行しているかをさまざまな理論をもとにして、それを証明できるような実験計画を立ててみたり、緊張や不安を和らげるために心理状態を表す物差しのようなものを作り、自分なりのリラックス方法を検証してみたりといった、証明が難しいからこそ新たな発見ができる可能性のある学問だと考えています。
高校生の頃は、心理学に対して心の公式を見つける学問という漠然とした認識を持っていましたが、大学で勉強していくうちに運動やスポーツで起こる心理的状態やパフォーマンスの遂行と向上の仕組みについて、より深く知りたいと思うようになりました。
キャンパスのお気に入りスポット
鹿屋体育大学は研究施設が充実しており、何よりそれらの施設が比較的簡単に使えることが強みだと考えています。
地面反力を測るフォースプレートや人の動きを測るモーションキャプチャ、VRゴーグルなどを使えることは、体育学の研究をしたいと考えている人にとってはとても有意義な大学生活になると思います。また、食堂も朝昼晩と営業しており、比較的手頃な価格で3食食べられるところも、自炊が難しい人にとってはありがたいと思います。