鹿屋体育大学/卒業後の進路
知識だけでなく子どもたちが成長していく土台を築く教員に

※掲載内容は取材時のものです
どのように考えてキャリアを選んだか
中学時代に出会った体育の先生に憧れ、教員を志すようになりました。大学では教育や体育・スポーツについて学びながら経験を積み、教員採用試験に挑戦しました。
試験対策として、キャリア形成支援センターの「ジョブカフェ」を利用しました。ジョブカフェには、全国各地の過去問が置かれているので、自身の受験自治体以外の過去問にもチャレンジし知識をつけました。そのおかげもあり、教員採用試験の一次試験は自己採点で8割以上をとることができ、無事合格することができました。
キャリア選択のポイント
大学院への進学も選択肢として考えてはいましたが、私の最終目標は教員になることでした。その決意が固まったのは、塾のアルバイトや教育実習を通して「教えることの楽しさ」を実感した経験が大きなきっかけです。
塾で生徒に勉強を教える中で、子どもたちが理解し、成長していく瞬間に立ち会うことができたとき、教えることの喜びを深く感じました。子どもたちの笑顔や達成感は、私にとって何よりのやりがいでした。さらに、教育実習では多くの子どもたちと向き合い、学びをサポートする責任感と、子どもたちの成長に関わる意義の大きさを実感しました。生徒からの「先生の授業楽しかった」や「できるようになった」という声が何よりも嬉しかったです。
こうした経験を通じて、単に知識を伝えるだけでなく、子どもたちが将来に向けて成長していく土台を築く存在になりたいと強く思うようになり教員になろうと決めました。
今後の夢・目標
保健体育の教員として赴任しますが、専門競技以外のスポーツはできないものばかりです。運動が得意ではない自分だからこそ、運動が苦手な子どもの気持ちに寄り添うことができると考えています。私自身の経験を活かし、運動ができることだけが大切なのではなく、体を動かす楽しさや達成感を一緒に見つけられるような指導をしていきたいと思います。
また、学校に行くのが辛いと感じている子どもたちにとって、少しでも安心できる存在になりたいです。一人ひとりの悩みや不安に耳を傾け、受け入れることで、心の支えになれるよう努めます。学校は子どもたちにとって成長する場であると同時に、安心して過ごせる場所であるべきです。そのために、優しさと思いやりを持ち、子どもたちと信頼関係を築きながら、共に成長していく教員になりたいです。