北海道医療大学/先輩の学生生活体験記
対象者の気持ちに寄り添える作業療法士をめざす
※学年は取材時点のものです
学校生活の写真
高校時代の様子
高校に入学した当初は、高校卒業後の進路を考えることがなく目標もなかったことから、日ごろの勉強も手を抜き、毎回定期テスト直前になり焦ってテスト範囲を復習していました。しかし、周りの友達が卒業後の進路に悩んでいることを聞き、自分の中にも焦りが生まれ、興味のあった医療系の職種を調べていくうちに作業療法士という職業を知りました。それから作業療法士が目指せるこの大学を見つけ、習慣的に勉強にも取り組み、推薦で合格することができました。
大学で頑張っている「学び」
大学では作業療法士を目指し、保健・医療・福祉を幅広く学ぶ多職種連携科目を通して、チーム医療における他職種との連携の重要性を学んでいました。また、医療人に必要な基礎的な倫理観やコミュニケーションを身に付ける科目なども学んでいました。さらに、この大学は演習や実習科目が充実しており、医療機関や社会福祉施設などの実際の臨床現場での実習が1年次からあり、講義内では学ぶことのできないことを経験することができ、作業療法へのイメージを持つことができます。
実習を通して、作業療法士が臨床の場で関わることの多いADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)に興味を持ち、ADLの中でも日常生活を送る中で欠かせない活動である、食事動作における利き手交換訓練の現状について研究していきたいと考えていました。
この大学に入学して「良かった」と思えること
学内には10階のラウンジや各階に勉強のできる自習スペースがあり、友達同士で教え合いながら課題に取り組んだり、勉強したりすることができます。先生方のいる部屋のすぐそばにも自習スペースがあり、分からないことをその場で質問し解決できる環境も整っています。
講義で使用している実習室には最新の設備が整っていることから、高齢者や障害のある人の目線で日常生活を考えられるようなバリアフリーラボなどを使用して、当事者の目線に立って考えながら学ぶことができます。
後輩へのアドバイス
私は医療系の職業に興味を持っていました。医療といっても幅が広く様々な職種があり、その中でも対象者の日常生活を送るうえで必要不可欠な動作の獲得を目指して訓練を行う作業療法士に惹かれ、この大学への入学を決めました。初めは作業療法士という職業を知らなかったのですが、職業について調べていく中で知りました。将来、目指したいものに迷っているなら、オープンキャンパスや先輩からの話など、いろいろな情報を集めていくことで、選択肢が広がると思います。