北海道医療大学/先輩の学生生活体験記
学びの積み重ねと継続の先に見える自己実現

※学年は取材時点のものです
高校時代の様子
出身校はSSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定されていたため、環境の課題研究から始め、最終的にグローバルな視点で異種移植(細胞や組織、臓器をある種の個体から別の種の個体へ移植すること)についてグループで研究し、英語で論文をまとめました。SSHでは自分と違う考え方に触れ、意見を融合させ、折衷案を模索し、答えのないことに対する研究を経験しました。
この経験は大学の多職種連携のグループで討論する上でとても役に立ちました。また異種移植の研究は、大学の生命倫理の授業に活かすことができ、学びのつながりを感じました。
伝統行事である強行遠足を毎年完走する中で、たくさんの気づきがありました。ゴールは見えなくても一歩一歩進めば、必ずゴールに辿り着くということの実体験となり、辛い受験勉強にも粘り強く取り組むことができました。
大学で頑張っている「学び」
高校時代は化学を苦手と感じていて、大学入学後の学習にも不安がありました。
しかし1年生の前期が終わる頃には、これらの不安は払拭され、最も好きな科目になりました。その背景には、大学での高校化学の復習授業や、分からない部分をそのままにせず、鈴木一郎教授に質問し教えていただいたことが大きいです。
図を用いて難しいことをわかりやすく教えてくださったおかげで、私の閃きにつながり科学の面白さに気づくことができました。薬学部の学習に欠かせない化学との向き合い方が変わったことは、これからの大学生活で大きな財産になったと感じています。
この大学に入学して「良かった」と思えること
入学前は、高校の学習内容を習得していなければ、大学の授業は分からなくなり取り残されるイメージを持っていました。しかし医療大では、高校の復習授業があり、わからない事を質問した時は、わかるまで教えてくださる親身な先生方がたくさんいてくださり、感謝しています。
私が高校時代に難しくてそのまま蔑ろにしていた部分を先生方に質問できるのは、先生方がわかるまで向き合って教えてくださる安心感があるからだと考えています。
わからないことを分からないと言える雰囲気が大学内にあることは、私達生徒にとって、とてもありがたく、これから勉強を進めていく上で、強みになると考えています。
後輩へのアドバイス
勉強は、すれば必ずためになります。
今何になりたいか決まっていなくても、模試で何番以上に入るなど小さい目標を決めて達成することで、自分が本当にしたいことを見つけたとき、簡単に達成することができると思います。
いま何がしたいか決まっていなくても、とりあえず勉強しておきましょう。
いつか決断をする時に、薬学の道もその中の1つと考えていただけると幸いです。