弘前医療福祉大学/志望理由

作業療法士に興味を持ったのは小学生の頃に老人介護施設に訪問したことがきっかけです。高齢者の方と一緒に折り紙やお手玉を通して交流していたのですが、折り紙でうまく鶴を折ることができないでいた方を手伝ったところ、笑顔で「ありがとう」と言っていただき、とてもうれしかったことを覚えています。その後、作業を通じて人と関わることができる医療系職種を「作業療法士」ということを知り、私もめざそうと思いました。

作業療法の訓練中、患者様は自分が抱えている障がいに対して悲観的になり、心が塞いでしまうこともあります。そんな患者様の気持ちにしっかりと寄り添うには、弘前医療福祉大学が建学の理念として掲げるホスピタリティー精神をしっかり養った上で接していく必要があると考えました。患者様に安心して治療に取り組んでいただけるよう、日常的に思いやりの心を持って作業療法を実践したいと思います。

作業療法による治療は身体や精神の機能回復のため、地道に行っていく必要があります。途中、「もう治らないかもしれない」と不安になったり、塞ぎ込んでしまう患者様もいると思います。そこで状況に応じたカウンセリングを行うことができるよう、作業療法士の国家資格だけではなく、現場で経験をつみながら将来的には心理カウンセラーの資格を取得することも目標の一つ。患者様へのメンタルケアを通し、前向きに楽しく治療に取り組めるよう促していきたいです。