石巻専修大学/私のイチオシ
小さな水族館で生き物を身近に

理工学部 生物科学科 3年
甲地由樹さん
青森県立青森東高校 卒業
※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ

石巻専修大学に入学するまでは、イルカやシャチなど比較的大きな水生生物のかわいさやかっこよさに惹かれていました。しかし私が現在学んでいる海底の岩や砂・泥地に生息する底生生物(通称「ベントス」)のような小さい生物は、大きい生物たちの土台として、海の生態系を維持するために欠かせない存在です。そのことを知ったとき、見た目の良さよりも、生物の持つ働きや相互関係に興味を持つようになりました。
この学問のココがおもしろい!

高校生のときは机に向かって教科書を開く勉強法が当たり前でしたが、大学では海や湖沼、博物館に行く機会が多く、そこでしか見られない生物や環境に触れることができるので、新しい発見の連続です。教授や水族館の職員の方からお話を聞く度、教科書からは得られない生物の魅力を知れることがとてもおもしろいです。ベントスは外洋に住む生物と比べ人間の身近に生息しているため、人間活動の影響を受けやすい特徴があります。大学での学びを通し、生物単体として見るのではなく、生態系を含め広い視野で学ぶことが重要だと気付くことができました。
キャンパスのお気に入りスポット

お気に入りは「海洋生物ウェットラボ」です。水槽の設置から生物の採集、管理まで先輩方が行っており、特に生態系の循環を意識した水槽には驚きました。鮮やかな色彩の魚や甲殻類などで見せ方にこだわりつつ、分解者の役割を果たすベントスが水質の悪化スピードを抑えていることも示しており、展示だけでなく生物や生態系への愛を感じます。水槽には研究対象となる生物だけでなく調査先で採集してきた生物もいるため小さな水族館のよう。大学にいながら生物を近くに感じられるので、勉強にも熱が入ります。