自治医科大学/志望理由

私は心室中隔欠損（VSD）という先天的な心臓の病気を抱えながら生まれ、小児科の医師に尽力していただいたおかげでここまで成長することができました。私に寄り添ってくださった医師の姿に憧れを抱き、私も自分を必要としてくれる方の人生を健康面で支えたいと思ったことが医師をめざすきっかけとなりました。
また、高校で野球部に所属していた際、パフォーマンス向上のための体づくりについて考えるうちに人体について興味が湧き、深く学びたいと思うようになったことも理由の一つです。

自治医科大学には、全国から志の高い学生が集まり、図書館や教育研究棟といった学習環境が整っているなど、自分の成長に必要な環境がそろっていると思いました。また、全寮制のため、初めての1人暮らしであっても不安が少ないというのも理由の1つとして挙げられます。入学後は、多様な考え方を持つ学生たちと出会ったことで、自分の視野が広がるのを実感することができました。また自治医科大学では、J-PASS（自治医科大学卒後ワークライフバランスを考える会）や地域医療振興協会などといった、在学生や各都道府県出身の卒業生と交流する機会が充実しており、自分の進路について不安に思うことを相談できるのも心強いです。

自治医科大学に入学するまでは、地域医療と真剣に向き合う機会は多くありませんでしたが、学びを深めるうちに、自分が将来働く地域がどのような文化を持ち、そこではどのような医療が提供されているのかを、医師の視点で見つめることが必要であると感じるようになりました。自治医科大学では、自分の出身地での臨床実習があり、地域の特性を実習を通して知ることができるため、まずはその実習に向けて勉学に励みたいと思います。卒業後は、医療を通じて地域を活性化できる医師をめざしていきたいです。