東京福祉大学/卒業後の進路
あらゆる角度から児童を理解し、共に考え、やる気を引き出せる教員に
※掲載内容は取材時のものです
どのように考えてキャリアを選んだか
友達に勉強を教えたとき「わかった!」と言ってもらえたことをきっかけに、将来は学校の教員になりたいという夢を持ちました。大学での学びや教育実習、地域の学校関係行事への参加を通して小学校教諭になりたいという気持ちがより一層強くなりました。教育実習の最終日に実習先の児童から「先生、この学校の先生になって」という言葉をかけられ、また教壇に立ちたいと思いました。
大学では1年次から採用試験に向けた対策講座が行われています。面接対策では、教職課程支援室のサポートが手厚かったと感じています。私は面接が苦手で早口になってしまうことがありましたが、その際に「横室さんはきちんと勉強していて知識面は大丈夫だから、あとはゆっくり話すだけ!そうすればどの県も絶対受かるから」という言葉をいただき勇気づけられました。自分一人での勉強とは違い、仲間がいることで励まし合い、大変だった試験対策を乗り越えることができたと思います。
キャリア選択のポイント
教育実習では、大学の授業で学んだことや教科書に書いてある通りにいかないこと、指導計画通りに進まないことが多く、改めて教えることの難しさを実感しました。その中でも楽しさも感じることができ、「もっと勉強したいからプリントをください」と児童から言ってもらえたときはうれしかったことを覚えています。指導の先生からの助言で「成功体験を与えることが大切」というアドバイスをいただき、授業の冒頭に復習を行ったり、ヒントを与えて児童が答えられるように工夫したりして、児童の「できた!」と思える経験を増やすことでその後の授業への集中力の違いを実感しました。課題もたくさん見つかりましたが、褒めていただいた部分もあり、この経験を教壇に立ったときに生かしたいと思いました。
今後の夢・目標
児童の見えるところだけではなく見えにくいところにも目を向けたり、休み時間には外や教室で児童と関わる時間をつくったりすることで、あらゆる角度から児童理解を図りたいと思っています。また、児童同士でトラブルがあった際は一方的に助言や注意をするのではなく、その背景や児童の考えを聞き、これらをふまえたうえで指導にあたり、どうすべきかを一緒に考えていくことができるような教員になりたいと考えています。