平成国際大学/私のイチオシ
労働法を学び、どのようなルールが望ましいか考え、将来に役立てる
※掲載内容は取材時のものです
コレ知ってる?
皆さんの中には、アルバイトをしたことがある人もいるでしょう。アルバイトをしたことがないという人も、自分の周りを見渡せば、賃金をもらって働いている人に心当たりがありますよね。それは、自分の家族かもしれませんし、馴染みの店の店員さんかもしれません。
想像してみてください。働いたのに賃金が支払われなかったり、仕事が終わらなくて上司から長時間労働を強いられたり、イヤな上司からハラスメント行為をされたりしたら、どうしましょう。賃金が支払われなければ、その人やその家族の生活は苦しくなってしまいますし、長時間労働やハラスメント行為は、その人の身体や精神の健康を害してしまうかもしれません。これらのほかにも、働くことに関わるさまざまな問題をニュースなどで見たりしませんか?
労働法学は、弱い立場に置かれがちな働く人たちが適切に守られるように、働く場面でどのようなルールがあるべきなのか、について考えていく学問です。
この学問のココがおもしろい
将来、労働者として労働法に関わる人もいれば、使用者として労働法に関わる人もいるかもしれません。労働時間、賃金、労働災害、労働組合など、働くことに関わるさまざまなテーマについて、どのようなルールが実際に作られているのかを知ることは、皆さんにとって、きっと将来に役立つはずです。
また、技術の進歩などによる働き方や社会の変化、人々の価値観の変化を捉えて、今の時代にどのようなルールが望ましいのかを考えることも、興味深いところです。例えば、業種によってはネット環境さえあれば会社に行かなくても働くことが可能です。しかし、一歩間違えば、私生活と仕事を分けることが難しくなるというデメリットもありそうです。退勤後に仕事のメールが来る、果たしてこれは、アリなのでしょうか?
法律などに表れたルールを読み解くだけでなく、「今」の問題に関心を払いながら、どのようなルールが望ましいかを考えていくことを大切にしています。
キャンパスのお気に入りスポット
平成国際大学の敷地内には、大学附属の美術館である「平成国際大学附属サトエ美術館」があります。そこでは、ジャン=ポール・ローランス、モイーズ・キスリング、横山大観などによる名画や、オーギュスト・ロダンの彫刻といったさまざまな芸術作品が展示されています。美術品はもちろんですが、美術館自体の建物や庭園が創り出す空間もすばらしく、気持ちを癒やしてくれます。
この美術館は、オープンキャンパスの際に無料で入れますので、ぜひご覧ください。
※一般公開は行われていません。