十文字学園女子大学/私のイチオシ
食品開発のスキルが身につく実践の学びで、美味しい食を届けたい!
※掲載内容は取材時のものです
夢中になったきっかけ
祖父が糖尿病を患い、食事制限により食生活が変わってしまった姿を見て「食」の大切さを痛感したことから、食品学に関心を持つようになりました。食事が制限されている中で、どうすればより美味しさや栄養を充実させられるかを考えるようになったのです。そして高校生の頃、「祖父のような食事制限のある方でも、美味しく食べられる選択肢を増やすことができないか?」という思いが芽生え、食品開発に興味を持ち始めました。食品開発学科で食についてあらゆる視点から学び、新たな可能性を見つけたいと思います。
この学問のココがおもしろい
食品は私たちの健康や生活に密接に関わっており、その研究はまだまだ未知のことがあります。食品開発の魅力は多々ありますが、新しい味やテクスチャーを探求することが楽しさの一つ。味や香り、栄養価、外観、成分などさまざまなものが食品の美味しさを左右するなんて、興味深いと思いませんか? また、カフェ実習などの実践的な授業では、食品開発には風味、品質管理、消費者の嗜好なども重要な要素であること、ターゲット層によってどんな商品のニーズが高いのか、といったことも学び、日々、食の奥深さを実感しています。そういったところも、この学問の面白さです。
キャンパスのお気に入りスポット
おすすめスポットはたくさんありますが、イチオシは「食品加工実習室」です。広々としており、他では珍しい魅力的な機械がたくさんあります。中でも特に紹介したい機械の一つが真空缶詰巻締機。これは「食品の加工学実習」という授業で鯖やみかんの缶詰を作る際に利用します。もう一つは凍結乾燥機で、いちごやみかんなどさまざまな果物のフリーズドライ作りで使います。その他にも、一度に大量生産できる大型のオーブンやパンを作る際の発酵器、ブラストチラー(粗熱とり・急速冷却・急速凍結するための機器)、スチームコンベクションオーブンなどもあり、授業の実習やゼミで活用しています。