東洋学園大学/私のイチオシ
“やる気”の研究から学ぶ身近なマネジメント学
※掲載内容は取材時のものです
コレ知ってる?
経営学には、人的資源管理という分野があります。これは、「従業員にやる気をもって効率的に仕事をしてもらうためには、どうしたらよいか」を検討する学問です。具体的には、採用、給料管理、評価、人材育成、労働時間、福利厚生、モチベーション、ストレスなどのマネジメントを研究します。例えば、企業が労働時間や給料のマネジメントに失敗すると、ブラック企業であると認識され、従業員はやる気を失ってしまいます。従業員の教育に失敗すると、従業員は成長できません。そして、企業の業績に悪影響を及ぼしたり、大事故を引き起こしたりすることもあります。このように人的資源管理は、やがて社会人となる皆さんにとって最も身近なマネジメントなのです。
この学問のココが面白い!
もし、あなたが経営者だったら、従業員の「満足感」を高めるためにどのような方法を用いますか? 給料アップ、勤務時間を短くする、休暇を与えるなど、さまざまな方法が考えられますが、実はこれらの方法では従業員の満足感は向上しません。なぜなら、人に満足感を与えるものと人に不満感を与えるものとは異なるからです。人の「満足感」を高めるためには、やりがいや責任感、達成感などを、仕事を通して感じられるようにすることが効果的です。このように人のマネジメントを検討する時には、人の特性を知っていることがとても大切になります。
キャンパスのお気に入りスポット
本学には、学生が自由に過ごすことができるラウンジが充実しています。学生たちはそこで、授業が空いている時間におしゃべりやランチをしたり、授業の課題や資格取得のための自習をしたり、ゼミのグループワークなどの課外活動をしたりして過ごしています。その中でも、リニューアルされたばかりのエンカウンターラウンジはいつも学生でにぎわっていて、活気あふれる場所です。皆さんもぜひ本学でお気に入りの居場所を見つけてみてください。