あおやまがくいん

青山学院大学

私立大学 東京都/神奈川県

青山学院大学/私のイチオシ

海外生活が経済学への興味のベースに

顔写真
経済学部 経済学科 4年 梅田 瑞樹さん 東京都立竹早高等学校 卒業

※掲載内容は取材時のものです

夢中になったきっかけ

私は小学1年生から4年間をフィリピンで、小学5年生の一時期と中学校の3年間をタイで過ごしました。開発が進んでいる地域のすぐそばに貧困層の方が住んでいるなど、東南アジアの光と影ともいえる経済格差を身近に感じて育ちました。また、現地で物の価格表示を見ると日本円でいくら位になるか計算することが習慣化していたこともあり、日常的にお金について考える機会が多い環境で暮らしていたと思います。このような経験から、人間が生きていくうえで欠かせない経済活動の仕組みについて学びたいと考えるようになりました。青山学院大学の経済学部に進学を決めたのは、幅広い領域の経済学の授業が用意されており、多様な選択肢の中から自分が突き詰めて学びたい分野を見つけられることに魅力を感じたからです。
1年次から経済史や統計、金融など、経済学の基礎を広く学んでいくうちに、日常生活に深く関わる身近な分野の経済学に興味を持つようになりました。自身の生活に役立つ知識を得られることに楽しさを感じたのがその理由で、実際に所得税の仕組みや具体的な税額の計算ができるようになりました。所得税に限らず、租税は暮らしと密接に結びついているものなので、なぜ、どのような仕組みで税金が成り立っているのかという知識を持ち、政策に目を向けることはとても大切だと思います。

この学問のココがおもしろい

3年次からはゼミに所属し、以前から関心があった経済格差や貧困救済に関わりの深い社会保障制度を中心に学んでいます。3年次の後期には、各々の興味関心に応じたテーマでグループ研究を行い、他大学とのゼミ交流会で発表しました。私は、世界規模でキャッシュレス化が進む中、なぜ日本はキャッシュレス化が進まないのかという問題意識から、キャッシュレス化と治安の関係性に着目して研究を進めました。政府がキャッシュレス化遅れの原因として、日本は治安が良く現金を持ち歩く際リスクが少ないことを挙げていることから、それを客観的に検証してみることにしました。
当初は情報収集やデータ分析も不慣れで、研究をうまく進めることができず、2週間に1度行う中間報告のプレゼンを苦手に感じてしまうこともありました。たくさんの壁にぶつかりましたが、先生がその時々に道が開けるようなアドバイスをくださったおかげで研究を深めることができました。さらに、同じ班のメンバーと話し合いの時間や回数もどんどん増やしていくことで結束力が強まり、研究も良い方向に向かっていったように思います。自分にはない視点に刺激を受けながら一つの成果物を作るというのはゼミならではの活動だと思います。主体的に考える力を身に付けることができ、充実感と達成感がありました。

キャンパスのお気に入りスポット

経済学部で学び、成長した点のひとつがレポートを書く力です。1年次の前期に履修した「ミクロ経済学」の授業では、学んだ理論をベースに具体的な事例を自ら探し、考察するという難易度の高いレポートが課されました。大学で求められるレベルのレポートを書くのはこの時が初めてだったので、何から手を付ければよいのかもわからず、アカデミックライティングセンター(AWC)にアドバイスを求めました。
AWCでは、学生自身の「書く力」を伸ばすためのサポートを何回でも受けられます。専門的な研修を受けた大学院生のチューターから論文やレポートの書き方について個別指導をしてもらいながら、授業でインプットした理論の応用や自分の考えをアウトプットすることで、本格的なレポートをまとめ上げることができました。この経験により、その後の専門科目を学ぶ上で基盤となるミクロ経済学の知識をしっかり身に付けることができ、履修後に自分自身の成長が感じられました。大学入学当初はパソコン操作にも不慣れでしたが、青山学院大学独自の全学共通教育システム「青山スタンダード」科目で全学必修の「情報スキル」を履修し、WordやPowerPointの使い方をマスターできました。身に付いたスキルをそのままレポート作成やプレゼンテーション(プレゼン)用の資料づくりなどに生かすことができ、青山学院大学のカリキュラムでスムーズに学習を進めるための大きな支えになりました。

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