青山学院大学/卒業後の進路
グローバル・コンサルタントの道へ
※掲載内容は取材時のものです
どのように考えてキャリアを選んだか
地球社会共生学部の授業と並行して、青山キャンパス開講の他学部科目の「国際マーケティング」も履修しました。マーケティング初心者の私でも十分理解できる講義内容で、メーカーやIT、そしてコンサルティングなど企業の実例を交えた講義内容は興味が尽きませんでした。第一線で活躍するビジネスパーソンをゲストスピーカーに招いた講義では、マーケティング、ビジネス、企業経営に対する視野を広げることができ、素晴らしい体験=授業だったと思います。そしてこの授業が、後に私が卒業後の進路を決定する大きなきっかけにもなりました。
就職活動を始める際に考えたことは「大学時代に広がった関心をそのまま生かせる職業はあるだろうか?」ということでした。学部での学びでは国際協力・開発を専門に教育分野などへの視野を広げ、他学部の講義を通してビジネスや企業経営、マーケティングへの興味を育みました。一方で、外国人留学生チューターや学習塾のアルバイトを通して、「困っている人へのサポートやアドバイスをする」ことに大きなやりがいを感じることを自覚しました。それらをかなえられる卒業後の進路として定めたのは、コンサルティング業界でした。
キャリア選択のポイント
青山学院大学で多様な学びに触れ、幅広い分野に対する興味の芽を育んできた私にとって、他の業界と比べて、より広い範囲の業界と関わり合いながら働ける点がぴったりだと感じたからです。数ある企業の中でも、最も広いコネクションを持つ外資系コンサルティングファームであれば、あらゆるビジネスや社会活動に携わることができるはずだと考え、3年次の夏休みに外資系コンサルティングファームのサマーインターンシップに参加したところ、その希望は確信に変わりました。インターン期間中はグループに分かれて、メンバーの学生に与えられたテーマに取り組み、その成果を社員の方々に対してプレゼンテーションしました。第一線で活躍する社員の方々とも親しくお話しすることができ、「この組織ならきっと自分は成長できる」と夏の終わりを待たず、第一志望に定めました。
第一志望の企業への就職は難関であることはわかっていましたので、何度も自己分析をブラッシュアップし、エントリーシートや面接対策を見直しました。コンサルティングファームの面接では、実際にコンサルティングで扱うような具体的なビジネス課題の解決力を試される「ケース面接」が大きな関門となります。私は大学の進路・就職センターの方々に、課題を設定した模擬面接を通して、回答の論理構成などに関してありがたいアドバイスをたくさんいただき、ある程度自信を持って本番に臨むことができました。
今後の夢・目標
コロナ禍の中でスタートした私の大学生活でしたが、今振り返ってみてもたくさんのことにチャレンジできた中身の濃い4年間でした。
コンサルタントとして、世界のあらゆる社会課題を解決し、多くの人を幸せにすることが私の夢です。卒業までは自分をステップアップさせる努力を続けたいと思い、元デロイト トーマツ コンサルティング執行役員である松永エリック・匡史学部長のゼミが取り組むプログラム「Women In Tech」へ参加し、テクノロジーの仕事を選択する女子学生を増やすためのアイデアをチームで考えています。また、就職活動終了後は、新たに相模原キャンパスの「情報メディアセンター」の学生スタッフとして働き始め、パソコンやAV機器のレンタル、ラーニングコモンズ内の環境整備のほか、学生に編集ソフトの使い方を教える「ワークショップ」の企画・運営を手がけています。夏にはオックスフォード大学ハートフォード・カレッジでの夏期研修に参加し、コロナ禍で行くことが出来なかった念願の海外留学を実現することができました。残りわずかな学生生活を楽しみながらも、自分らしく多くのことに挑戦して走り切り、自信を持ってグローバル・コンサルタントの道へ踏み出したいと思います。