清泉女子大学/志望理由
興味のある宗教学と英文学を学んで、教員になりたい
※掲載内容は取材時のものです
興味をもったきっかけ
高校1年のときに経験した、マレーシアからの修学旅行生との交流が、宗教に興味を持つきっかけとなりました。交流会の際に、イスラム教徒の彼らが午後にメッカの方角へ向かって祈る時間がありました。修学旅行生たちが水はどこかと尋ね回っていましたが、私たち生徒も先生も、イスラム教徒がお祈りの前に手足を水で洗うという知識がなく、すぐに用意をすることができませんでした。その際に私はイスラム教をはじめとする宗教について、全く知らないことに気づきました。この経験から宗教とは何かを考えるようになったのと同時に、大学では宗教学に加え、元々興味のあった英文学も学びたいと思うようになりました。
この大学を選んだ理由
宗教への関心から、興味のある国の生活の一部となっているキリスト教へと興味が広がり、大学選びでは「キリスト教を学べる」「英文学を学べる」「生徒会で培ったリーダーシップを発揮できる」という3点が欠かせませんでした。
さらに「文学を追求する授業がある」「少人数教育」「英語力の向上」「教職」「海外へ行く機会を持てるか」「地域活性化の活動」「地域学校へのボランティア」などで候補を絞り込み、清泉女子大学にたどり着きました。レベル別に合わせた少人数教育を行う点や、歴史的建造物を校舎として利用している点、多種多様な留学先があり、充実した留学制度があるところに魅力を感じました。自分の興味を深める機会が多くあり、幅広い視野を獲得できる環境が整った清泉女子大学に入学して、本当によかったと思っています。
将来の展望
将来は、授業で培った客観的な判断力や海外研修の経験を生かし、生徒の気付きや国際社会に対する興味を引き出せる英語の教員になりたいと思っています。また一方で、文学を読む、学ぶということは生まれた背景や時代が異なる作者へ思いを寄せ、その思いを共感することで作者や登場人物と向き合うことができます。大学での学びを生かし、自分と他者との向き合い方を身に付けて、相手への理解の欠如に起因する多くの争いを解決に導く存在になりたいとも思っています。
まずは、キリスト教への正しい理解と英文学の学びを通して、文学リテラシーや異文化理解、そして社会人として必要な教養を身に付けることが目下の目標です。