東京医科大学/志望理由

私が看護師をめざすようになったのは、中学時代にがん看護を専門とする看護師の方との出会いがあったからです。それまで私は、看護師にはさまざまな働き方があるということを知りませんでした。看護の中でも特にがん患者さんの力になりたいという思いで資格を取得し、新たな挑戦をしているその方はとても生き生きとしていました。看護師の国家資格を取得して終わりではなく、自分がめざす働き方を努力次第で形にすることができる点が、看護師の魅力だと思います。あの日お会いした看護師さんのように、私も自分らしい働き方をしながら、誰かを支えることができる存在になりたいと考えています。

大学のオープンキャンパス動画を視聴した際、大学の授業スタイルや、看護学科長を務める先生が展開する授業内容に興味を持ち、東京医科大学を志望しました。シミュレータを使用した授業があることや、その授業スタイルを展開できる先生方がいらっしゃる点に魅かれました。
また、グループワークの時間が多く設けられているため主体的に学ぶことができ、同時に他の学生との活発な意見交換により視野を広げることができる環境が整っていると感じられたことも決め手となりました。

看護師という職業上、社会で生活するさまざまな方が看護の対象となります。そのため、患者さんの思考や生活の背景、社会での立場や役割をふまえてケアの提供方法を考える機会が多くあります。そのような場面で、看護と社会との結びつきを強く感じます。また、災害に関する授業の中で、災害支援者側の視点を学び、社会の報道では見えない現実を知ることができました。人の生活そのものに向き合う授業スタイルからも、社会と医療の結びつきを感じることができています。