星薬科大学/志望理由

私が薬学部をめざそうと思ったきっかけは、6年間で学ぶ内容に大きな興味を抱いたからです。高校生までは具体的な将来の夢がなかったのですが、「得意の化学や興味のあった医療系の分野を学びながら、人の役に立てる職業に就きたい」と思うようになり、薬学部を志しました。また、高校の先生の後押しもあって、医療関係者の親族や個人的な医療体験がなくても、自身の興味と志向があれば十分な志望動機になると自信を持って薬学部をめざすことができました。

薬学部のある大学の中でも、早い段階で実習を始められることに魅力を感じました。入学してすぐの5月頃から実際に器具を扱ったり、実験を行ったりするなど、基礎的な手技を学ぶ実習が行われ「どんな薬剤師になりたいか？どんな研究に携わりたいか？」といった将来を、早期に見据えることができます。また、授業や実習の際にフレンドリーな先生が多く、勉強においても学生生活においても気軽に相談できることも大きな利点だと思います。私が入学試験を受けた際の面接を担当してくださった先生もとても優しく、緊張をほぐしてくださったため、リラックスして面接を受けることができました。

医療従事者の中で、薬剤師がいかに重要な役割を担っているかを実感しています。例えば、患者さんに直接薬を渡すことができるのは薬剤師だけであり、薬に対する患者さんの疑問や不安を払拭できるのも薬剤師です。大学で学んでいる薬学の幅広い知識は、薬剤師として働く上での将来の可能性を広げます。また実習で学んだ手技は、薬剤師に欠かせない業務上での正確さ・慎重さを身に付けることになります。そしてなにより星薬科大学では、患者さんの立場や医療従事者としての心構えを授業内で学ぶことができ、臨床で働く際に最も重要ともいえる、患者さんの気持ちに寄り添うコミュニケーション能力を養うことができます。