東京都市大学/先輩の学生生活体験記

高校時代は専門科目に特に力を入れて取り組んでいました。機械科だったので工場にこもっては金属加工をする毎日でした。なによりも同期の友人と放課後に鬼ごっこしたり缶蹴りをしたりしたことがいい思い出です。
また、高校時代は入学して一番最初の定期試験の物理のテストで25点を取るほど勉強をおろそかにしていました。3年生になってもなお、遊ぶこと、課題研究、彼女とのデートが楽しくてやめられず、予備校にも通いませんでした。結果浪人する羽目になりました。

医用工学科は日本国内でもそう多くない、工学と医学について学べる学科です。高校時代は機械という側面から工学について学び、ものづくりの楽しさについて知りました。大学に入ってからは、その工学が具体的にどのような目的で利用され、活かされるかについて知ることが出来ました。僕は生体計測工学研究室に所属しており、生体信号の計測、及びその信号の利用についての研究をしています。排便前と排便後の腸のインピーダンス計測などの実験を行っています。

高校時代に遊びすぎること、専門科目にのめり込みすぎることには気をつけた方がいいと思います。正直言えば、高校3年間はとても充実していたため、今思えば浪人したことに後悔はありません。これから受験を控えている後輩に向けては僕が言えることは無いかもしれませんが、何か一つ言えるとすれば、母校の環境は他の高校に比べてかなり特異です。その特異性を十分に享受できる機会はその3年間しかありません。後悔のない高校生活を送って欲しいなと思います。