東京都市大学/先輩の学問体験記
幅広い分野と専門科目が融合した学びを実感!

※学年は取材時点のものです
私の学科ではこんな勉強をしています

電気電子通信工学科で、「『ひらめき』プログラム(※)」に参加しています。他学科と合同で行う授業があることや、所属学科以外の授業も受けられる点は、幅広く学びたい私にとって大きな魅力でした。実際にプログラムを受講して印象的だったのは、「ひらめきづくり」というアイデア創出法を学ぶ授業です。複数の考えや知識をかけ合わせたり、逆の発想からアイデアを出したり、普段とは違う視点や常識から外れた考えを取り入れる手法は新鮮で、アイデアを生み出すおもしろさを体感できました。
また、企業の方にアイデアのプレゼンテーションを聞いていただく機会や、実社会の最前線で活躍中の方から講義を受けられる機会もあります。プレゼンテーションの方法だけでなく行動力や考え方なども興味深く、4年の間、常に学びが更新されていると感じています。
※正式名称「ひらめき・こと・もの・くらし・ひと」づくりプログラム。2025年度より、デザイン・データ科学部除く全学部が対象となります(理工学部以外は「ひらめき・ことづくり基礎プログラム(仮称)」として実施予定)。
この学部・学科を選んだワケ・きっかけ
大学を選ぶとき、電気分野を学びたいと思っていました。しかし何を学びたいか迷う中で、電気分野だけでは足りないと思い、より多くの分野を学べる大学を選ぼうと考えました。電気以外に電子、通信といった他分野も学べる学科があったことが、東京都市大学を志望した決め手です。また、入学後に参加した「『ひらめき』プログラム」のおかげでより幅広い分野と専門科目が融合した学びを実感しており、将来さまざまな方向に生かせそうだと思っています。
この学問のココがおもしろい!
私は高校生までの勉強は座学で学び、知識を得るところで完結していました。しかし、ディスカッションと専門科目を並行して学んでいくことで、どのように専門知識を生かせるかを考えることが増え、講義に対して学びの意欲が上がったように感じます。また、専門分野が異なる他学科の人とのディスカッションは、自分たちの学科とは違った視点からのアプローチがあり、考え方や価値観が広がったと思います。
プログラムでは人前で話す機会が多くあると同時に、「わかりやすく伝える」ことが求められます。真面目に話すだけでは聞いてもらえないので、ユーモアを交えて話したり、話すテンポや順序を工夫したり。これまで苦手意識のあったプレゼンテーションをはじめ、社会で役立つスキルが鍛えられていると感じています。
この経験を研究発表にも生かし、決められた時間内で専門外の方でも理解してもらえるためには、どう発表すればいいかを意識するようになりました。うまく伝えられないのは自分自身も理解できていない証拠、と気づくきっかけにもなりました。
将来の夢・目標
「『ひらめき』プログラム」では幅広い学びができ、さまざまな将来の選択肢を得ることができたと思います。現在はアイデアのプレゼンテーションだけではなく、専門性と実現性をより深めるために電気分野の研究にも励んでいます。
自分の土台をより強固にするためにも、「『ひらめき』プログラム」の学びと専門性をより深め、T型人材をまずはめざし、H型、Δ型とより行動を広げていきたいと考えています(※)。
※個人のスキルや知識、能力を図式化するアプローチから分類される人材タイプ
T型人材:専門性を持ちながら、他分野の知識も広く理解し、他者との連携が得意。
H型人材:複数の専門分野を統合する力があり、異分野の知識を生かして新しい価値を創出することに長ける。
Δ型人材:変化に対応する柔軟性を持ちつつ、多角的な視点で物事を捉えられるリーダータイプ。