明治大学/卒業後の進路
農業の魅力を世の中に広め、日本の農業従事者を増やしたい
※掲載内容は取材時のものです
どのように考えてキャリアを選んだか
幼少期に自然に囲まれた環境で育ったことで植物や動物が好きになり、小学校から高校までは理科や生物の授業が大好きでした。そのため、大学ではそれらを専門的に学びたいと思い、明治大学農学部農学科へ進学しました。興味がある分野を日々じっくりと学ぶことができる環境はとても楽しく、将来は農学の知識を生かした仕事に就きたいと思うようになりました。農林水産省をめざしたのは、日本の食や農業を支えることでより多くの人の役に立ちたいと思ったからです。大学3年次から学内の公務員講座で本格的に試験対策を始め、キャリアセンターでは面接練習を重ねました。当時は新型コロナの影響で不安を抱えていましたが、キャリアセンターの方にはいつも温かい言葉で励ましていただきました。多くの方々の支えがあり、第一志望の農林水産省から内定をいただくことができたと思います。
キャリア選択のポイント
農学科に入学するまでは農業に対して「高齢化で担い手が減っている」といった認識がある程度でした。しかし、それだけではなく、耕作放棄地の増加、地球温暖化の影響、害虫による農作物の被害など、日本の農業には深刻な課題があることを、授業を通して知れば知るほど危機感を抱くようになりました。こうした思いから、専門的に学んだ農学の知識を生かし、幅広い角度から日本の農業を支えることができる仕事として、農林水産省を選びました。
今後の夢・目標
農業が魅力のある仕事であることを世の中に広めることが私の夢です。農業従事者が減少している理由の一つに「体力的にキツイ仕事が多い」「女性が働きづらい」など、“農業=大変”というイメージが根強くあることが挙げられます。私自身、大学の農場実習などで農作物を栽培する大変さを感じましたが、それ以上に、自分が育てた野菜を収穫するときの喜びや育てた野菜を食べてくれた人たちのうれしそうな顔が忘れられませんでした。これは農業ならではのやりがいだと思います。この魅力を世の中に広く伝え、農業に従事する人を増やしていきたいと思っています。