明治薬科大学/志望理由
感染症領域の研究開発に貢献できる人材をめざす
※掲載内容は取材時のものです
興味をもったきっかけ
感染症領域に対して興味を持ったきっかけは、社会全体が新型コロナウイルス感染症による影響を受ける中で受講した微生物学の講義でした。また、薬剤耐性(AMR)菌に対して対策を講じなければ、2050年にはがんによる死者数を超える1000万人もの人々の死因に関わるとの報告を見たからです。
研究の重要性が認識されている感染症領域ですが、社会情勢に左右されることや収益につながりにくいといった面から開発がなかなか進んでいません。自分の力は微々たるものであったとしても、一助となればと思い、感染制御学研究室でAMRに関する研究を進めています。
この大学を選んだ理由
私は高校3年生のときから再生医療に対して興味を持っていました。再生医療において、将来は外科的な治療ではなく、薬を用いた内科的なアプローチで容易に治療を進めていくことができるようになればと考え、薬学への道に進むことを決めました。明治薬科大学は、単科薬科大学の中でも長い伝統を誇っており、薬学に特化した教育環境や充実した研究施設があることが進学の決め手でした。
将来の展望
修士課程まで蓄えた専門知識を生かし、将来は感染症領域におけるMSL(※)として専門医や研究者の方々とコミュニケーションをとり、製薬企業と臨床現場の架け橋となって育薬(薬の効果や安全性を高めるための研究開発)を進めたいと考えています。また、臨床検査技師国家資格の取得に挑戦し、研究活動では学会発表や論文の投稿をめざしています。自分にしかできない価値提供を通して、患者さんだけでなく医療従事者や企業で共に働く人々に笑顔を届けるためにさまざまな経験を積んでいきたいです。
※メディカル・サイエンス・リエゾン。医学・科学的な情報を基に医薬品の情報提供を支援する職種。