湘南工科大学/志望理由
事故を未然に防ぐ、使いやすさを考慮した乗り物の設計がしたい
※掲載内容は取材時のものです
興味をもったきっかけ
私が機械工学に興味を持ったきっかけは、幼少期に飛行機や自動車など、乗り物の欠陥による事故に対して不安を感じたことです。乗り物の事故について調べていくうちに、その多くは操縦者に寄り添っていない設計が原因のように思われました。例えばある飛行機事故では、操縦ボタンが押しづらい位置にある、またはボタンを押し間違えてしまうような配置になっていたことが事故を誘発したのではないかと考えられていました。そこで私は、機械工学を学び、そうした事故を防ぐことのできる、使いやすさを考慮した乗り物の設計がしたいと思うようになりました。
この大学を選んだ理由
安心して学修に臨める環境が整っていることを知り、湘南工科大学を選びました。工学部 機械工学科は講義が少人数で行われるため教員との距離が近く、質問がしやすいのが特長の一つです。また、スタディサポートルームという、授業で分からなかった箇所を先輩に質問できる場所があり、高校までの勉強が不十分だった学生や文系出身の学生でも、安心して学修することができます。ほかにも1年次前期には、企業で活躍していた先生から機械工学と社会のつながりについて教えてもらえる授業科目もあり、幅広い知識が得られます。
社会との関わり
機械工学科では、「4力(よんりき)」と呼ばれる材料力学、流体力学、熱力学、機械力学を主に学びます。中でも材料力学の分野は、人間が使用するあらゆるものの破壊を未然に防ぎ、安全に効率よく運用するために必要な学問です。例えば、航空機やロケットなどは発進時に大きな力が加わるため、その力に耐えられるような設計をしつつ、軽量化を図る必要があります。このような条件に沿った設計をするためには、材料力学をはじめとした4力に関する総合的な知識が求められます。
また、生物の体の構造を模倣し、より効率的に動く機械を設計するバイオミメティクス分野にも興味を持っています。卒業研究もバイオミメティクスに関連したものにしたいと思っており、現在は日常の中の「あったら嬉しいな」「こういう性能があったらいいな」と思うものを集め、その中から生物にヒントを得て実現できるものがないかを調べています。卒業後は大学院進学を考えているため、卒業までに機械設計の知識や生物の体の構造に対する知識を深めていきたいです。