田園調布学園大学/私のイチオシ
子どもの心や行動の理解を深め、教育や保育に生かす
子ども未来学部 子ども未来学科※ 准教授 ※2025年4月、子ども未来学部 子ども未来学科から改組構想中。現時点での構想であり、内容に変更があり得ます。
横尾暁子先生
※掲載内容は取材時のものです
コレ知ってる?
心理学と聞くと、心理カウンセラーなど特定の分野を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、心理学は人間の心や行動を科学的に研究する学問であり、あらゆる分野において広く活用できます。例えば「発達心理学」という領域では、人が生涯を通じてどのように変わっていくのか、周囲からどのように影響を受けるのか、などについて考えます。子どもの心や行動を理解することは自己理解にもつながり、教育や保育に生かすことができます。
この学問のココがおもしろい
みなさんは、食べ物の好き嫌いが変わったという経験がありますか?あるいは、同じものを食べても状況によって美味しさが違うと感じた経験があるでしょうか?食べるという行為は、栄養摂取だけでなく、さまざまな意味を含んでいます。「何を食べるのか」も大切ですが、「誰と食べるのか」「どうやって食べるのか」によっても、食事から受ける影響は異なるのです。ゼミでは、“子どもの食”を心理学的な視点から考察し、子どもにとって望ましい食事について研究を進めています。
キャンパスのお気に入りスポット
私のおすすめスポットは図書館です。ここは一般の方の利用も可能で、専門書をはじめ、児童書や絵本、紙芝居、雑誌などが充実しています。1階には絵本を中心に、さまざまな世代の利用者と交流しながら、学びを深めることができる「アクティブ・ラーニングスペース」があります。ソファやビーズクッションにゆったりと座って、資料を読んだり語り合ったり、さまざまな場面で活用できます。時々ゼミでも利用しており、食育をテーマに学生と絵本の研究を行い、その成果を展示することもあります。