田園調布学園大学/志望理由
生徒に対して心理学の知識を生かした支援がしたい

※掲載内容は取材時のものです
興味を持ったきっかけ
昔から子どもが好きで、将来は小学校の先生になりたいと思っていました。しかし、中学生の頃に同世代の不幸な報道をよく目にするようになったことがきっかけで、中学校教員をめざすようになりました。現在の中高生の約8割が何らかの不安や悩みを抱えていると知り、教員として、その不安を取り除きたいと考えたからです。大学では教職課程を履修し、基礎科目だけでなく、教育相談やカウンセリングなど、生徒の心のケアに必要な科目を学んでいます。
この大学を選んだ理由

カウンセリングができる教員になりたいという思いが一番の志望理由です。カウンセラーではなく、担任として生徒に寄り添いたいという思いから、心理学の専門知識を備えた教員をめざせる共生社会学科に入学しました。特に、災害や事故などで大切な人を亡くした生徒に、グリーフケア※など心理学の知識を生かして支援したいと考えています。また、不登校やいじめなど、学校で起こる心理的な問題を少しでも減らしたいという思いも持っています。
※グリーフケア…家族や友人などを亡くして深い悲しみに暮れる人に寄り添い、立ち直れるように支援すること。
将来の展望
生徒一人ひとりに対して、適切な支援ができる教員になることが目標です。中学生や高校生は、精神的にも身体的にも成長が著しい大切な時期です。その最中にかけがえのない家族や友人を亡くしてしまうと心が不安定になり、不登校や最悪の場合には自死を選んでしまう可能性もあります。また、ほかの生徒への負の連鎖も懸念されます。このような時期に適切な支援を行うことは、教員の重要な役割だと考えています。このほか、授業のユニバーサルデザインを心がけ、全ての生徒が意欲的に学べるような授業づくりをめざしています。