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金沢学院大学

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金沢学院大学/私のイチオシ

500年以上も世界共通のビジネス言語として利用されている複式簿記

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経済学部 経営学科 藤井秀樹先生

※掲載内容は取材時のものです

コレ知ってる?

コンビニでコーヒーを買いました。皆さんはレジでお金を支払い、コーヒーを受け取ります。私たちが生活する経済社会では、このようなお金と商品の交換取引(以下「取引」)が至る所で日常的に行われています。取引は経済活動の基本要素です。簿記・会計では、経済主体が一定期間に行う全ての取引を記録し、それに基づいてその期間の「もうけ(利益)」を計算します。これによって、経済主体の経済活動の実態が「見える化」されます。その情報は経済主体の行動を合理的で規律あるものにすることに役立ちます。多くの人たちがお小遣い帳や家計簿をつけるのはそのためです。特に商品経済の土台を支える“合理的経済主体”である企業では、簿記・会計は欠かせないものになります。事実、経理担当者がいない企業は存在しません。そのため簿記・会計の知識を持った人材は、経済のあらゆる分野で、時代や国境を超えて必要とされています。

この学問のココがおもしろい

簿記・会計では、複式簿記という特殊な技法によって記録と利益計算が行われます。複式簿記の歴史は古く、15世紀の北イタリアで成立したと言われています。日本では応仁の乱(1467年)が起こった頃で、諸行無常が盛んに喧伝されていました。会計情報の利用のされ方は時代とともに変化してきましたが、複式簿記はその基本構造を変えることなく(つまり「諸行無常」の哲理に従うことなく)500年以上の長きにわたり、商品経済共通のビジネス言語として各国で利用されてきました。これは実に興味深い歴史的事実と言えるでしょう。

キャンパスのお気に入りスポット

アトリエ・ルカで履修生の指導に当たる児島記代講師

金沢学院大学では、高度会計専門職の育成を目的とした税理士試験対策講座と公認会計士試験対策講座を開設し、講座履修生の専用学習室としてアトリエ・ルカを設置しています。
ルカは、「簿記・会計の父」とされるルカ・パチョーリに因むもので、アトリエは画家らの「工房」を意味するフランス語です。簿記・会計の知識を磨く場所、会計人を創造する工房をイメージして名付けました。税理士資格を持つ本学教員が常駐し、履修生の相談や指導に当たっています。

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