四日市大学/私のイチオシ
音や光が持つ情報構造を調べ
心地よく快適な生活空間の特徴を探る
環境情報学部 環境情報学科
前川督雄先生
※掲載内容は取材時のものです
コレ知ってる?
目や耳で見たり聴いたり感じ取る感性情報が、人の心や身体におよぼす影響を調べています。音・光が形づくる情報構造を解析して、心地よい快適な生活環境はどのような特徴を持っているのかを明らかにするとともに、メディア情報技術を駆使して、それらを再現して造り出すことを試みています。
この学問のココが面白い!
「ドーム型スクリーン映写による没入VRの開発」「3Dプリンターでつくるガチャガチャマシン」「四川料理を3Dモデリングで再現」「メタバースシステムの自作」、これらは卒業研究で手掛けたテーマの一例です。
Society5.0に向けて、乱れ飛ぶ情報のなかを泳ぎ渡る生活が普通になっています。スマートフォンがあればだいたい何でもできて、気になったことは検索すればおおよそわかり、好きな音楽は配信サービスを使えばどこでも聴けて、動画やゲームに夢中になっているうちに一日が終わります。そういう時代だからこそ、現場に出かけてその場の空気を感じたり、自分で確かめて自分で考えたりするなど、リアルの体験を大切にした研究を行っています。
キャンパスのお気に入りスポット
本学では、意欲ある優秀な学生に向けて、先端プログラムを設置しています。環境情報学部で実施している「スペシャリスト育成プログラム」のメディア情報領域では、AIなどプログラム開発、情報やメディアに関する専門技術者、クリエーターをめざす学生が、1年次から専門教員(メンター)の研究室に加わり、知識を積み上げ、技術を鍛えています。その活動の場となるのが、国内有数の機能と規模を持つ「マルチメディアスタジオ」と、さらなる構築・拡張が進む「デジタルスタジオ」です。私のお気に入りスポットでもあります。