きょうとがいこくご

京都外国語大学

私立大学 京都府

京都外国語大学/外国語学部の詳細情報

学科・定員・所在地

学科・定員

英米語学科(350名)
スペイン語学科(60名)
フランス語学科(45名)
ドイツ語学科(45名)
ブラジルポルトガル語学科(45名)
中国語学科(60名)
日本語学科(50名)
イタリア語学科(45名)
ロシア語学科(20名)

所在地

1~4年:京都

※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。

プロフィール

●言語を身につけ、文化を知ると、可能性が広がる。教員は各分野の専門家、だから深まる異文化理解
●教員を目指すなら「京都外大」
●3つの派遣留学は奨学金制度も充実。4年間で卒業可能

学科の枠を越えたボーダーレスな学びと社会的ニーズに対応した教育課程で、将来の可能性を広げる外国語教育を展開しています。異なる文化的背景を持つ人々と共生するチカラを持ち、多言語・多文化社会で活躍できる人材を育成します。

【学生数】

3261人(2023年5月1日現在)

【専任教員数】

85人(2023年5月1日現在)

【大学院】

外国語学研究科/異言語・文化専攻(M/D)

英米語学科

【講義・学問分野】

アカデミック・リーディング、アカデミック・ライティング、英語圏研究の基礎、TOEIC対策、メディア英語、英語意味論・語用論 など

スペイン語学科

【講義・学問分野】

総合スペイン語、スペイン語文法、日本とスペイン語圏交流史、オフィス・スペイン語、スペイン語圏社会学入門、コミュニケーション・スペイン語、リーディングスペイン語 など

フランス語学科

【講義・学問分野】

総合フランス語、フランス語文法、フランスの基礎知識、音読フランス語、観光フランス語、フランス語圏の芸術 など

ドイツ語学科

【講義・学問分野】

総合ドイツ語、ドイツ語文法、世界の中の日本とドイツ語圏、国際ドイツ語検定対策、ドイツ語学概論、ドイツ語圏ランデスクンデ など

ブラジルポルトガル語学科

【講義・学問分野】

総合ポルトガル語、ポルトガル語文法、ポルトガル語圏社会の基礎、現代ブラジル事情、食文化のポルトガル語、ジャーナリズム翻訳演習 など

中国語学科

【講義・学問分野】

総合中国語、世界の中の日本と中国、中国語通訳基礎、中国語概論、中国語リサーチプレゼン、現代中国と経済 など

日本語学科

【講義・学問分野】

日本語学の基礎知識、日本文化の基礎知識、日本語教育の基礎知識、日本語の歴史、言語学概論、日本近代文学 など

イタリア語学科

【講義・学問分野】

総合イタリア語、イタリア語初級文法、イタリア語圏の基礎知識、日伊比較文化、資格イタリア語、イタリアポピュラーカルチャー研究 など

ロシア語学科

【講義・学問分野】

総合ロシア語、ロシア語文法、ロシア語圏の社会、ロシア語学概論、ロシア語圏の政治と経済、ロシア語通訳演習 など

入学者・卒業者数

入学者数

706人
男女比
女子生徒数
409
男子生徒数
297
地元占有率
地元出身学生数
97
入学者総数
706

卒業者数

831人
就職者・進学者数内訳
就職者数
620
進学者数
11

学部の特色

言語を身につけ、文化を知ると、可能性が広がる。教員は各分野の専門家、だから深まる異文化理解

マルチリンガルをめざせる環境

〈第1ステージ〉濃厚な専攻言語技能の修得、少人数クラス
教育課程の最初の2年間で、語学教授法を専門とする教授陣による専攻言語技能の修得をします。その特徴のひとつは、厳格な学習段階を踏むことです。とくに、初修外国語は「聞く、話す、読む、書く」の4技能に、発音、文法、語彙を加え、初級段階でバランス良く達成したことを確認した上で、中級段階に進むことになります。また、必修科目のクラスでは、教員1人に対して学生は15~20人。先生やクラスメイトとの距離も近く、アットホームな環境で学修することが可能です。世界中の人たちと共生するために必要な発信力や高度な言語運用能力を、全員参加型、発信型の授業で展開しています。

〈第2ステージ〉専攻言語圏の文化・風習・社会を「面白く」学ぶ
専攻言語を話す人々はどのような国民性を持っているのでしょうか。その背景には、独特の文化、風習、歴史があり、それらの知識を得ることは、異文化間の理解と、異文化摩擦を解消するために必然的なものとなります。また、日本とこれまでどのような交流を持ってきたのかも知ることで、ここで学ぶ一人ひとりが、友好の架け橋を担える人材になります。

〈第3ステージ〉学修した技能、知識をどう応用するか
言語と文化を専門的に学べば、あとはそれを何に応用するべきかという段階に入ります。大学生活の後半2年間、全員履修の「ゼミ」では、学生一人ひとりが、可能性を試す実践的な機会となります。ゼミでは、思考力、判断力、行動力が必要で、教員が近距離で学生をサポートします。言語を修得することが最終目標ではなく、その先の応用力を、言語を通して身につけます。あなたが社会の入り口に立ったとき、技能・知識に裏付けられた応用力こそが可能性へのパスポートとなるのです。

教員を目指すなら「京都外大」

世界中で需要が高まる日本語教師

外国語学部では中学校・高校の教職課程を履修できます。教育現場で実践を積んだ専任教員の教員採用試験対策講座や教員採用試験を受験した4年次生による指導など、教員を志望する学生を全面的にバックアップしてくれます。また、佛教大学通信教育課程より提供される小学校教諭免許の取得に必要な科目を受講することで、卒業時に小学校教諭一種免許状を取得することも可能です。
また、日本語学科では外国人に日本語を教える新しい国家資格「登録日本語教員」の取得を目指すこともできます。日本に在留する外国人児童生徒、海外で幼少期を過ごした日本国籍の児童生徒、労働者や留学生が増えており、世界中で日本語を学びたい人が拡大傾向にあります。実際に日本語の授業アシスタントやインターンシップなどの経験を積むことができ、卒業後は、日本のみならず世界中の日本語学校や大学、国際交流基金などでグローバルな活躍が期待できます。

3つの派遣留学は奨学金制度も充実。4年間で卒業可能

海外生活を体験し生きた外国語を身につける

交換留学プログラム(派遣留学A)
国際交流協定大学で1学期間、または2学期間学ぶ交換留学プログラム(派遣留学A)では、学部授業を受講し、高度な語学力と学部の専門性を修得することができます。また、留学先大学の授業料が全額免除+最大50万円の留学奨学金が支給され、留学期間を含む4年間で卒業が可能です。

セメスター・アブロード・プログラム(派遣留学B)
協定を結んでいる海外の大学の英語コースへ1学期間、留学する制度です。25万円の留学奨学金が支給され、留学期間を含む4年間で卒業が可能です。

ブリッジ・プログラム(派遣留学C)
協定を結んでいる海外の大学の英語コースに1学期間+学部1学期間の合計2学期間、留学する制度です。50万円の留学奨学金が支給され、留学期間を含む4年間で卒業が可能です。

学べること

英米語学科

実践的で高度な英語運用能力と専門的な知識を兼ね備えた、英語のプロフェッショナルをめざす

●英語で学び、英語で実践する
授業では英語「を」学ぶだけでなく、英語「で」学びます。必修の英語科目の65%はネイティヴ教員が担当。読む・聞く・書く・話すはもちろん、英語でリサーチし、英語でプレゼンテーションをするスキルを身につけます。

●専門知識を身につける3つのプログラム
自分の興味ある分野の専門家になるための3つのプログラムが用意されています。まずは、英語圏の世界についての入門科目から始まり、それから国際関係(IR)、比較文化(CCS)、言語習得(LA)の3つの分野から1つを選んで、ゼミの仲間と一緒に4年間を通して自分の知識と分析力を深めてゆきます。英語教員養成のプログラムも充実しています。

●留学の準備も万全
留学したいみんなのための科目からスタート。派遣留学には必須の語学検定試験IELTSの対策科目や、現地の授業で必要となる、ディスカッション・ディベート・スピーチといった実践的な英語科目もレベル別で充実。ネイティヴ教員による専門科目のレクチャーも合わせて、留学のための英語力を全面的にサポートします。

【授業・講義】
英語意味論・語用論

言語表現そのものによって伝達される意味を分析する意味論と、コンテクストにおける言語解釈を研究する語用論の立場から「意味」と向き合います。多様な言語理論を用いて、私たちが無意識のうちに使いこなしている意味の仕組みについて理解を深めていきます。

スペイン語学科

世界20カ国以上で使われているスペイン語。その語学力を磨き、多様で豊かなスペイン語圏の文化を学ぶ

●スペイン語で世界の6億人とつながる
スペイン語の母語話者は約5億人、第2言語話者が約1億人。スペイン語を公用語とするスペインやラテンアメリカなどの約20ヵ国は、日系企業の進出も目覚ましく、語学力を活かす就職も夢ではありません。キャンパスで留学生と楽しく過ごすイベントや海外の大学とオンラインによる長期交流型授業も取り入れ、スペイン語で世界とつながります。

●語学実践力と文化理解を重視した学び
1・2年次は、週4回の授業「総合スペイン語」で運用能力の基礎を修得。また、「日本とスペイン語圏の関係」「オフィス・スペイン語」など特色ある科目やスペイン語圏の文化、歴史、語学、芸術、社会、国際関係の専門領域を意識した科目を通じて、多様なスペイン語圏への理解を深めます。3・4年次のゼミでは、各自が選んだ専門領域に精通した教授陣の指導のもと、知的関心を共有する仲間と、それぞれの卒業論文に取り組みます。

●スペイン語圏の異なる価値観を理解し、成長の糧に
スペイン語圏は過去と現在が共存する魅力に満ちた空間。マヤ、アステカ、インカなどの古代文明、イスラーム建築とキリスト教建築が融合した寺院、ガウディ、ピカソ、ダリ、フリーダ・カーロが生み出した唯一無二の芸術作品、ヒップホップやレゲトンのリズムに乗せた社会批判のメッセージなど、知的好奇心を刺激してやみません。スペイン語圏の多様性を学ぶことで異なる価値観を理解し、自分の視野を広げて成長することができます。

【授業・講義】
オフィス・スペイン語 A・B

留学生を案内するなど身近な設定からスタート。次に、就職を希望する分野に関するニュースを聴き取り、辞書には載っていないビジネス表現を集めます。そして、架空の会社を想定したビジネス展開を考えます。その際、スペイン語圏の歴史、文化、地域事情も学びます。卒業後も見据えて、スペイン語力を養う授業です。

フランス語学科

世界で最も美しい響きを持つと言われるフランス語。生きたフランス語と、その背景にある豊かな文化に触れる

●入門から高度な運用能力の育成まで
初級から無理なくコミュニケーション力を身につけられるよう配慮した「総合フランス語」から、高度な翻訳・通訳能力の育成を目指した「翻訳通訳フランス語」まで多様なレベルの授業を設定し、実用的なフランス語力を培います。

●フランス的価値観を多角的に学ぶ
フランス語圏の言語・文化・社会に精通した教員と共に、4つのゼミや「フランス語圏の社会と文化」の授業などでフランス的価値観を多角的に学びます。また「観光フランス語」で観光大国フランスの魅力を掘り下げます。

●日本文化をフランス語話者に紹介する
「フランス語で学ぶ日本文化」では、京都という立地を生かし、観光名所や伝統工芸などフランス語で説明できる力を身につけます。卒業生にはフランスの大学等で日本語講師として活躍する人もいます。

【授業・講義】
フランスの基礎知識 A・B

フランスの地理と歴史や、フランス社会と文化について理解を深めていきます。少しでもリアルなフランスを感じ、いつか留学したいと学生に思ってもらえるように、視聴覚資料を使用したり、教員自身の現地での体験談も交えたりしながら、授業を進めていきます。

ドイツ語学科

ヨーロッパで最も多くの人々が話すドイツ語。ヨーロッパにおける文化・ビジネスの舞台で活躍するチャンスが広がる

●白黒はっきり。それがドイツ
ドイツ語を日常的に使用する話者は約1億3千万人。ドイツ、オーストリア、スイスなどで使用されている言語です。ドイツ語は英語と似ている単語も多く、発音については規則的で学びやすい言語といえるでしょう。ドイツ人は物事に対して白黒をはっきりとさせる傾向があり、意見を述べる時はその根拠も明確にします。科学技術、音楽、思想・哲学、また、環境・エネルギー政策など多様な分野で世界をリードしてきたドイツの国民性や歴史・文化を理解し、視野を広げましょう。

●ランデスクンデや通訳体験、検定試験対策など、多彩な授業スタイル
ランデスクンデ(地域研究)という授業ではドイツ語でドイツ語圏の実情を学びます。同時通訳対応の教室では通訳の疑似体験ができるほか、現地のドイツ人学生と一緒に学ぶオンライン授業もあります。また1・2年次の必修科目では、複数の教員が共通の教科書を用いてティームティーチングを行い、4技能の向上を効果的にサポート。検定対策の授業では、国内の検定試験(ドイツ語技能検定試験)だけでなく、国際的に通用する検定試験(Goethe-Zertifikat)にも力を入れ、各レベルに合格できるように実践的な練習を行います。

●国内外のネットワークを生かしたドイツ体験
ドイツ語圏の6つの協定大学への留学制度がありますが、これ以外の留学についても定期的な説明会でサポート。他方で交換留学生が毎年やってきますので、彼らとのコミュニケーションを通じてめきめきスピーキング力を伸ばす学生も少なくありません。全日本学生ドイツ語プレゼン大会、ドイツウィーク、ドイツ語劇など、キャンパスでドイツを体験してください。また国内外にいるOBのネットワークを生かし、卒業生による講演会を開催しています。そこでは将来の可能性について考え、意見交換する機会が得られます。

【授業・講義】
ドイツ語ワークショップ A・B

毎週異なるテーマを扱ったテキストを使用し、それについて学生同士で質問したり、特定のトピックに沿ってグループディスカッションを行ったりします。また、ドイツの大学と連携し、両国の学生同士で質問と回答のビデオを送り合う異文化交流なども行っています。

ブラジルポルトガル語学科

ポルトガル語圏の政治・経済・文化に精通し、高度なポルトガル語を駆使できる人材に

●知られざる重要言語。使用人口世界第4位のデータも
南米の大国ブラジル、本国ポルトガル、アンゴラ、モザンビークなどのアフリカ諸国だけでなく、アジアにも多くのポルトガル語話者がいます。ビジネスでもIT分野でもポルトガル語圏の重要性はますます高まっています。ポルトガル語をマスターすれば日本では数少ないエキスパートとして活躍が可能です。

●日本で本学のみ実施の語学検定の受験、弁論大会への参加支援のほか、充実した留学制度も
本学はブラジルとポルトガルの公的な検定試験を実施する国内唯一の大学であり、その経験を活かし、カリキュラムの必修科目の中で「検定対策」を行います。また本学は全国学生ポルトガル語弁論大会を40年以上開催している唯一の大学であり、多くの先輩が入賞し、世界に旅立っています。

●「コミュニティ通訳」の養成
日本とブラジルは密接な人的なつながりを有しています。日本からブラジルに渡った移民、ブラジルから日本に還流した在日ブラジル人の人たち。学科内には日本人移民の研究者や学生とともに地域のブラジル人コミュニティと交流や支援活動を行う教員も。日本在住のポルトガル語話者の生活をサポートする「コミュニティ通訳」の養成もめざします。

【授業・講義】
ポルトガル語圏文学入門 A・B

ポルトガルの近代から現代に至るまでの文学作品に着目した授業です。ポルトガルの歴史や文化、周辺諸国からの影響を踏まえつつ、時代の流れに従って概観。さまざまな要素が含まれた文学作品という切り口からポルトガル語圏についての理解を深めていきます。

中国語学科

国連の公用語でもあり、世界の5人に1人が話す中国語。将来アジアや世界をめざす人にとって必要不可欠な言語をマスターする

●中国語圏のパスポートを手に入れよう
中国語は世界で最も多くの母語話者を持つ言語であり、中国の人口は14億人を超えています。経済面では、GDPで世界第2位の経済大国であり、日本にとって一衣の隣国でもあります。特にビジネスシーンにおいては、中国語の需要は高まり続けており、中国だけでなく台湾、香港、シンガポールといった地域でも主要言語としての地位を確立しています。中国語の習得は、将来のキャリアパスを広げるための重要な鍵になります。

●中国語であなたの思いを伝えよう
中国語学科では、従来の「会話」「読解」「作文」といった枠組みに捉われず、「総合中国語」「中国語リサーチプレゼン」等の授業を通じてより包括的で発信力のある中国語習得を目指しています。将来を見据えてビジネス、通訳、検定試験対策などの選択科目も用意されており、学生の多様なニーズに応えることができます。また、「中国の地域文化と言語」や「アジアの言語と文化」等の科目を通じて、中国をより多角的に眺める視点が養えるのも中国語学科の特徴と言えるでしょう。

●伝統と現代が行きかう京都で中国語を学ぼう
中国語圏から日本を訪れる人々は、年間1,000万人以上と推定されています。交通機関やショッピングセンターなどで中国語を耳にする機会も増えています。なかでも京都は平安京の建設以来、中国の伝統文化と密接な関係を持つ歴史的な都市であり、中国人にも人気の観光スポットとなっています。「中国語観光通訳」の授業では基礎から観光通訳の技術を学ぶことができます。日本の古都・京都を体感しながら中国語を学んでみませんか?

【授業・講義】
中国の地域文化と言語(上海語)

中国語には、当初からほぼ統一したかたちで創出、使用されてきた普遍的な標準言語(文語文や現代の標準語)と数多くの自然言語(方言)が並行して存在します。中でも「上海語」は周辺の諸方言と外国語を巻き込みながら独自の言語島を形成する事例として注目されています。中国の多様性を理解する手がかりになるでしょう。

日本語学科

日本語教師、マスコミなどで活躍できる日本語のプロを育てる。日本語の正確な知識と高度な日本語教授法が身につく

●「国語」ではなく「日本語」を学ぶ
日本語を外国語として客観的に見る力を養います。近年は、訪日外国人観光客や労働者、留学生が増加し、国内でもグローバル化が進行中。観光やビジネス、教育、医療、福祉など多くの分野で、外国人が理解しやすい日本語運用能力を持ち、日本文化を発信できる人材のニーズは高まっています。日本語学科では、単に日本語文法を学ぶのではなく、その構造や特徴を理解し、さらに日本の伝統文化から現代文化まで学ぶことで、日本文化の発信力を身につけます。

●グローバルに活躍する「日本語教師」をめざす
日本語教師とは、外国人に日本語を教える教師のこと。日本語学科で学べば、新しい国家資格「登録日本語教員」の取得も容易になります。日本語の授業アシスタントや海外教壇実習などの経験を積むことができ、卒業後は、世界中の日本語学校や大学、国際交流基金などでグローバルな活躍が期待できます。また、国語の教員免許状も取得すれば、グローバル化が進む中学校・高校の現場で「日本語」と「国語」の両方を教えられる教師として活躍が期待されます。

●クラスの3分の1が留学生。多文化コミュニケーション能力が身につく
日本語を学ぶ留学生と日本人学生が一緒に学べるクラス編成です。日本人学生と留学生の触れ合う時間が非常に多いため、自然と国際感覚が身につきます。国籍、文化などさまざまな背景を持った日本人や留学生が同じクラスにいることで、自然な形で多文化コミュニケーション能力が磨かれていきます。この力はグローバル化する日本でも海外でも世界中どこに行っても通用します。

【授業・講義】
日本語教育実習入門

初級の学習者に「日本語を教える」ことの基礎を学び、学生が教壇に立って模擬授業を行います。教えるべきことを文法や語彙の知識として整理し、授業の組み立てを考え、指導案を作成します。自分が行うはじめての授業を「体験」することで、多くの発見があるでしょう。

イタリア語学科

実践重視の授業で、イタリア語のスペシャリストを養成

●イタリア文化の魅力に近づくパスポート。
イタリア語は、イタリアの他にサンマリノやスイスなどの公用語。イタリアの魅力は日本でも広く紹介され、美術、ファッション、料理、映画、スポーツ、音楽など、イタリア文化を身近に感じる機会はたくさんあります。イタリア語の発音はほぼローマ字読みなので、日本人にとって学びやすい言語ともいえ、歌うような抑揚も特徴的です。イタリアの言語と文化を学んだ後は、イタリアの食料品や建築資材の輸入商社、アパレル会社などで活躍する道も広がっています。

●多彩な授業スタイルで、イタリア語を身につける。
ゼロから学ぶイタリア語の文法を、初めは日本語で、慣れてきたらイタリア語だけを使って学んでみる。留学先と同じようなスタイルで学びを進めたり、イタリア映画を題材に読解力を磨いたりと、多彩な授業を組み合わせてイタリア語を学修します。試験対策や翻訳、通訳、イタリアのポップカルチャーを学ぶ授業も充実。イタリア語やイタリアの文化背景を総合的に理解するカリキュラムが整っています。

●街角で、キャンパスで、耳に飛び込んでくるイタリア語。
ローマやフィレンツェ、ベネチアなどの観光都市を抱えるイタリア。その世界遺産登録数は世界最多。古代ローマに代表される歴史文化が現代も継承されています。多くの日本人がイタリアを訪れる一方、歴史と文化の街・京都もイタリアから多くの観光客を迎え、街を歩きながらイタリア語を耳にする機会もあります。また、協定校からの留学生を歓迎するパーティーが開かれ、交流の場が広がっています。

【授業・講義】
イタリア社会研究 C(産業)

教育から産業、漫画・映像文化まで、イタリア社会に関するさまざまな事象を取り上げ、イタリアの「今」を理解していきます。イタリア語の資料を斜め読みしながら必要な情報をまとめ、イタリア社会をイタリア語で学ぶために必要な語彙力も強化します。

ロシア語学科

未知の隣国、ロシアを学び、世界を知る。新しい観点から世界の課題解決を図る人材を育成

●ロシア語を駆使する実行力ある人材を育成
日本にとって隣国であるロシアやその周辺地域。その懸け橋として活躍する実行力ある人材育成をめざします。4年間の学びを通じて高度なロシア語運用能力を身につけた人材を育成するだけではなく、その文化・社会背景を身につけ、そこで生活する人びとの息遣いを感じ取ることのできる人材を養成します。

●IT時代の語学学習で、使えるロシア語を実践的に学ぶ
「まいにちロシア語」をコンセプトに掲げ、ロシア語の使用を日常化させる環境で着実に語学力を高めます。IT機器を駆使しコンテンツ重視型の授業を展開し、「聴く・話す(やりとり)・話す(発表)・読む・書く」の5領域を一体的に身につけます。また、ロシア語圏の交流協定大学とICT(情報通信技術)ツールを活用した共同授業を実現し、実践力を磨きます。

●留学の必修化で、語学力を飛躍的に伸ばす
現地で高い評価を受けているロシア語圏地域の大学と協定を結び、短期・長期の留学プログラムを用意しています。1年次から語学研修の機会を設け、2年次にはロシア語圏地域への短期留学を必修化。さらに、3・4年次には長期留学が可能です。政治や経済、文学、歴史、芸術など多岐にわたる学問に触れるだけではなく、そこで暮らす人々の生活を垣間見ることで多文化共生社会に触れることができるのもロシア語圏地域への留学ならではの魅力です。

【授業・講義】
総合ロシア語I・II

1年次からモスクワ市立大学などの協定大学とオンラインによる共同授業を行い、アウトプットの機会を設けています。2年次にはステップアップとしてロシア語圏地域への短期留学に参加し、現地を生で知る体験を通して、さらなるロシア語運用能力を身につけます。

アドミッションポリシー

求める学生像

本学の教育の目的・理念・目標を理解し、国際社会で十分に通用する実践的な外国語運用力を身につけるとともに、専攻語圏及び自国の文化・歴史・政治・経済などに関する専門知識、そして、外国語運用力を活かすための幅広い知識と豊かな教養を身につけ、国際社会に貢献したいという意思のある次のような学生を広く国内外から求めます。

1. グローバル化する社会において「言語を通して世界の平和を」を具現化できる人
2. 実践的な外国語運用力の修得に意欲を持っている人
3. 京都を中心とした自国の文化や諸外国の文化に興味や関心を持っている人
4. 多様な文化間のマネージメントができる人

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