かんさいいか

関西医科大学

私立大学 大阪府

関西医科大学/私のイチオシ

臨床現場でこそ、理学療法士としてのスキルが磨かれる

顔写真
リハビリテーション学部 理学療法学科 3年 羽賀駿悟さん 大阪府立香里丘高校 卒業

※掲載内容は取材時のものです

夢中になったきっかけ

臨床評価実習で、腓骨(ひこつ)を骨折した86歳の方を担当しました。足関節の可動域を測る場合、通常なら座位の姿勢で測定しますが、その患者さんは体位変換が困難だったため対応に苦慮していた私に理学療法士のバイザー(指導者)が教えてくださったのが、寝た状態のまま膝の下に枕を入れるやり方でした。体の状態は患者さんによって異なるため、一人ひとりに応じて工夫することが必要で、臨機応変に対応するためには、前もってカルテに目を通しておき、患者さんの声も聞いて情報収集しておくことも必要だとわかりました。
このように、臨床の場に立ったことで、教科書の知識だけでは対応できないことがたくさんあると気づかされ、もっと深く学びたいとモチベーションが上がりました。

この学問のココが面白い!

高校生のときは、患者さんを健常な状態に戻すことが理学療法士の仕事だと思っていました。しかし大学に入学し勉強していくにつれ、全ての患者さんを健常な状態に戻すのは難しく、住み慣れた環境で患者さんが不自由なく生活していくために何が必要かを考え、環境の整備を行うことも理学療法士の役割だと知りました。
リハビリテーションは、直訳すると「再び適合させる」となりますが、患者さんが持っている機能を活かし、どうすれば不自由なく住み慣れた環境に適合できるかという視点からアプローチするところが面白いと思っています。

キャンパスのお気に入りスポット

「日常生活活動演習室」には実際に病院で使われているベッドがたくさん設置され、ベッドから車椅子への移乗など、現場での患者さんへの補助やサポートの仕方を練習することができます。和室や浴槽もあり、例えば麻痺のある患者さんは、どのように補助をすれば自力で浴槽に入ることができるのか、実際に自分で患者さんの状態を演じて体験することで、実践的に考察していきます。

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