鳥取看護大学/学部・学科
学べること
地域医療・在宅医療を支える、地域に根ざした看護職として育む5つの力
看護は、あらゆる年代の人びと、家族、集団、地域社会が対象です。高齢化が進む現在、病気を抱えながら住み慣れた地域で生活する人が増えており、療養の場は病院から地域・在宅へと移りつつあります。こうした現状をふまえ、本学では対象者がその人らしく健康的に暮らすことができるよう、看護専門職に携わる者に必要な「5つの看護力」を育む教育を行っています。地域医療・在宅医療の看護職として、地域で暮らす人びとの健康と生活を支え、地域に貢献できる人材の育成をめざしています。
地域の人びとの日常を学ぶ実践的な地域活動「まちの保健室」
学校の保健室のように、地域の人びとが気軽に立ち寄って健康相談ができる場所として「まちの保健室」を本学の開学と同時に創設しました。この「まちの保健室」は、保健師や看護師の資格を有する教員が、健康チェックや相談などを通して地域の健康づくりを支援する活動の場であるとともに、学生の学びの場でもあります。地域の人びとや関連組織・団体との触れ合いを通して、5つの看護力(向き合う力、寄り添う力、論理的に看護実践する力、連携・協働する力、地域とともに歩む力)を育成し、地域医療のあるべき姿を学ぶ価値ある機会になっています。「まちの保健室」は学内で毎月1回開催しているほか、地域のイベントや公民館などに出向き、教員と学生、住民ボランティアが一体となって取り組んでいます。
海外にも広がる活躍の場
鳥取看護大学が育成する「5つの看護力(向き合う力、寄り添う力、論理的に看護実践する力、連携・協働する力、地域とともに歩む力)」は、海外での看護実践の場にも活かすことができます。
本学では、交流と研究の拠点『グローカルセンター』を通して、海外の大学との学術協定締結や留学生の受け入れ・派遣、学生のボランティア活動のサポートなど、国際社会や地域に向けて広く情報発信を行っています。海外の大学や留学生、地域の人びととのさまざまな交流や活動を通して、異なる文化や多様な価値観を理解・尊重し、そこに暮らす人びとと向き合い、寄り添い、関係を構築するためのコミュニケーション能力とグローバルな視点を培うことができます。
<グローカルセンターの主な取り組み>
◎海外研究・交流
◎地域研究・教育・交流
◎自治体・産業・企業および教育機関等連携
◎「まちの保健室」研究・教育