川崎医療福祉大学/私のイチオシ
専門知識があれば脳の中を読み解くのは難しくない
リハビリテーション学部 言語聴覚療法学科
池野雅裕先生
※掲載内容は取材時のものです
コレ知ってる?
ある日突然、言葉が話せなくなる、耳が聞こえなくなる、食べ物が食べられなくなる、なんて想像できますか? これらは脳の病気や交通事故などが原因で誰にでも起こり得ることです。日常生活で何げなく行っていることはすべて脳が関係しています。言語聴覚士は話すこと、聞くこと、食べることを治療するリハビリの専門家です。幅広い世代の患者さんにコミュニケーションできる喜び、食べる喜びを取り戻してもらえるよう指導・援助を行います。
この学問のココがおもしろい
脳の中は「見る」ことはできませんが、脳の中を「診る」ことができればすごいと思いませんか? 脳は記憶すること、集中すること、計画を立てること、言葉を話すことなどの中枢です。言語聴覚士はさまざまな検査を通してその人の脳の中を探っていきます。専門知識を身に付ければ、その人が考えていることを読み解くことができます。私は言語聴覚士として脳の中を読み解き、リハビリを通して患者さんを手助けすることにやりがいを感じています。
キャンパスのお気に入りスポット
本学の学園内、隣接する川崎医科大学附属病院には救命救急センターとしてドクターヘリが常駐しており、毎日のようにそれが飛び立つ姿を目のあたりにすると、自分も患者さんを治療する医療福祉人の一員なのだと実感がわきます。みなさんもこの素晴らしい施設や教員・学生たちに会いに来ませんか? オープンキャンパスでは高校生のみなさんが楽しみながら言語聴覚士の仕事内容を知ることができるよう、体験型のイベントも用意しています。