環太平洋大学（IPU）/私のイチオシ

私は5歳のころから柔道をしています。競技として柔道をする中で、高校のときには団体戦で対戦する相手選手の試合動画を見て特徴を分析し、対策を考えて試合に臨んでいました。こうした経験から、戦術やトレーニングにデータ分析を取り入れることや科学的な視点からパフォーマンスを向上させることに興味を持つようになりました。大学では「スポーツデータサイエンス」という授業で、スポーツに関するデータの扱い方・分析手法を学んでいます。

自身の体力テストの結果からデータ分析をするため、課題を明確に知ることができ、おもしろいです。そのうえで課題解決に向けたトレーニングを考えることができます。またほかの競技をしている学生の意見にも新しい発見があり、自分とは違う視点から課題へのアプローチが考えられます。スポーツデータサイエンスを学ぶことで、これまでになかった発想や気づきが多く得られました。実際の競技やトレーニングにも意識して生かすようにしています。

スポーツを科学する研究拠点「INSPIRE」がお気に入りの場所です。ここには最先端のスポーツ機器や設備が備えられており、カメラで走るフォームを確認したり、ジャンプ力やいろいろな部位の筋肉を測ったり、自身の体について詳しく知り、データ分析につなげることができます。室内を低酸素状態にしてトレーニングを行える部屋もあり、柔道のトレーニングに使用しています。データ分析に必要な体力テストも、この施設で行っています。