福岡国際医療福祉大学/志望理由
海外研修プログラムにより国際的な視野を得られる
※掲載内容は取材時のものです
興味をもったきっかけ
視能訓練士になりたいと思ったのは、中学生の時に左眼の疾患で通院していたことがきっかけです。
突然左眼がほとんど見えなくなり、不安を抱えながら色々な検査を受ける私に、担当の視能訓練士の方が分かりやすく丁寧に検査の説明をしてくれたり、複雑な検査機器を扱う姿を見て、私も患者さんの治療をサポートし眼の健康を守る視能訓練士になりたいと思うようになりました。
また、高校の生物の授業で眼について勉強したことで人体の眼の機能とそれにまつわる疾患、それらを眼科にある検査機器でどのようにして調べるのかに強い関心を抱いたことも大きな理由です。
この大学を選んだ理由
九州で唯一となる4年制の視能訓練学科があり、1年生から4年生にかけて学内、海外、実際の医療福祉現場で多くの実習経験などを通して確かな知識と技術、国際的な視野を得られるところに魅力を感じました。
実習での検査方法の手順だけでなく「視能検査学」や「視器解剖学」、「視覚情報処理論」など眼の機能についてさまざまな授業で深く学ぶことができます。子どもの頃に見たトリックアートや錯視アートがなぜそう見えるのかを専門的に学んだり、豚眼を解剖して眼球の構造を実際に見たりすることはとても興味深く楽しいです。
2年生で学ぶ「海外保健福祉事情」では学術交流協定を結んでいる国の医療施設で臨地実習を行います。現地の学生とコミュニケーションを取ったり、異文化や海外の医療福祉を体験したり、日本と各国での医療事情を比較したりすることで国際的な視野を得ることができます。
社会との関わり
現在日本では高齢化が進み、高齢者の緑内障などの視機能障害が増加しています。視能訓練学科では医療現場での検査機器の扱い方だけでなく、高齢化や慢性疾患によって視機能が低下した低視覚(ロービジョン)者に対するリハビリテーションの仕方などを学ぶことができます。
高齢化が進む社会でできるだけ長い間、眼の健康を守るために、私たちがロービジョン学や視能訓練学を学び、現代社会にどのような支援が必要とされているのかを考えることが、今後の社会を支える糧となります。