くまもとほけんかがく

熊本保健科学大学

私立大学 熊本県

熊本保健科学大学/保健科学部の詳細情報

学科・定員・所在地

学科・定員

医学検査学科(100名)
看護学科(100名)
リハビリテーション学科/理学療法学専攻(60名)
リハビリテーション学科/生活機能療法学専攻(40名)
リハビリテーション学科/言語聴覚学専攻(40名)

所在地

1~4年:熊本

※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。

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プロフィール

●〔医学検査学科〕幅広い教養と高度な技術を持った臨床検査技師を養成
●〔看護学科〕あらゆる領域で活躍できる看護のプロフェッショナルを養成
●〔リハビリテーション学科〕高い健康意識を備え、総合力と人間力に富んだリハビリテーションのプロを養成

3つの専門学科で最先端の専門知識と技術を修得し、各学科との連携により豊かな人間性や倫理観、コミュニケーション力などチームスタッフにふさわしい知性と教養を身に付けます。現場で即戦力となる人材の育成を基本としながら、リーダーとして活躍できる幅広いバックグラウンドをもった高度な医療人の育成をめざします。

【キャンパス】

熊本市北区和泉町325

【学生数】

1,474名(2023年5月1日現在)

【専任教員数】

105名(2023年5月1日現在)

【大学院】

保健科学研究科 保健科学専攻(臨床検査領域、看護領域、リハビリテーション領域)【修士課程】

医学検査学科

【講義・学問分野】

専門基礎科目:「生命科学の基礎」「人体の構造と機能」「医学検査の基礎と疾病の理解」「保健医療福祉と医学検査」「医療工学・情報科学」の5項目31科目で構成。臨床検査学における基本的な知識と思考方法を身につけます。
専門科目:「形態検査学」「生物化学分析検査学」「病因・生体防御検査学」「生理機能検査学」「検査総合管理学」「医療安全管理学」「臨床検査学」「食品科学」「特別科目」の9項目65科目で構成。最新の医学検査知識と技術の修得をめざします。4年次の「特別科目」は、MRやCRCなど、卒業後の職業選択と大学院進学の可能性を広げています。

看護学科

【講義・学問分野】

1年次には、医療・看護を学ぶ基礎づくりのための科目を配置。2年次の科目は、様々な健康レベルや状態にある人々の看護を1年次の学修をもとに知識として理解できるような内容で構成。3年次では、実際の対象に対して必要な看護を判断し、計画・実践・評価する臨地実習を行います。4年次にはこれまでの学びを探究し、より専門性を深める科目を配置しています。

リハビリテーション学科/理学療法学専攻

【講義・学問分野】

理学療法に対する理解と関心を深め、将来、理学療法士として働く医療・福祉・保健の分野で求められる専門知識・技術、態度を修得。そのうえで、理学療法の対象となる障害を正確かつ客観的に評価する技術や、疾患・目的・社会の位置づけ・現状など多角的な観点からみた治療学そのものを学びます。

リハビリテーション学科/生活機能療法学専攻

【講義・学問分野】

作業療法の基本的概念を形成する作業活動について学んだ後、身体障害および精神障害を評価するための面接、検査法、観察に関する理論と技術を修得。さらに、障害と環境の関連や、作業療法のより実践的な理論と技術、障害のある対象者が地域社会で生活するための援助法とケアシステム、福祉機器についても学修します。

リハビリテーション学科/言語聴覚学専攻

【講義・学問分野】

1年次から言語聴覚の基礎と専門科目を取り入れ、言語聴覚士として必要なコミュニケーションの基本を身につけます。2年次は、より専門的な理論や実技を学び、3年次の臨床実習へとつなげます。4年次には、卒業研究で研究の基礎と面白さを学ぶとともに、総合的な学修によって国家資格を得るに十分な実力を育成します。

学部の特色

〔医学検査学科〕幅広い教養と高度な技術を持った臨床検査技師を養成

医学検査学科では、病気の原因を見つけ出すだけでなく、病気の予防や健康維持をサポートするための有効な医療データをさまざまな検査結果から導き出す臨床検査技師を養成します。
病気になった体は、血液や尿、細胞などの変化を通してさまざまなサインを送っています。そうした変化を分析するのが、臨床検査技師の仕事です。血液や尿などを採取して行われる「検体検査」から超音波などを利用して画像診断する「生理検査」まで、検査の種類はさまざまです。また「遺伝子検査」や「臓器移植検査」なども取り入れられるようになり、高度で先端的な分野へ向けて活躍の場もひろがっています。
食品衛生管理者やMR(医薬情報担当者)、CRC(治験コーディネーター)など、将来目標とする職種に応じて、さまざまな科目を選択することができます。

〔看護学科〕あらゆる領域で活躍できる看護のプロフェッショナルを養成

チーム医療のスタッフの中で、患者さんにとって最も身近な存在が看護師です。病院が、治療をするだけの場所から予防を進める場所に変わりつつあるなか、看護師の仕事もより拡大しています。こうした時代のニーズに応えて、看護学科では、医療や保健、福祉といった領域でも活躍できる看護のプロフェッショナルを養成します。
カリキュラムの中では、看護の専門分野に多様な科目を配置し、実践力の育成に重点を置いています。例えば、私たちの体の構造や機能については、遺伝子から人体までを段階的かつ総合的に学んでいきます。従来、別々に学んでいた科目を総合的に学ぶことにより、“人が生きている”状態をさまざまな角度から解析、理解することができます。また、保健や国際看護、さらにがん看護や救急看護、開発途上国や災害時の看護などに関する専門科目も設置。学生個々の将来の夢や目標に合わせて幅広く選択できる仕組みを整えています。

〔リハビリテーション学科〕高い健康意識を備え、総合力と人間力に富んだリハビリテーションのプロを養成

リハビリテーション学科では、専攻ごとに理学療法士・作業療法士・言語聴覚士を養成します。いずれの専攻も専門性を高めるための基礎を確実に身につけるカリキュラムを編成しているほか、チーム医療に役立つ総合力の育成を目めざします。また、研究・教育の基盤となる旺盛な探究心と豊かな人間性の涵養にも力を注いでいます。
◎理学療法学専攻
病気や交通事故などが原因で身体に障害のある人、あるいは高齢で身体が不自由になった人に対して、「座る」「立つ」「歩く」などの基本動作の回復をサポートする理学療法士(PT)を養成します。
◎生活機能療法学専攻
社会復帰をめざす方へ、生きる意欲、自立への道が開かれるように、種々の作業を行いながら脳と身体をサポートし、日常に必要な力の回復や維持を促す作業療法士(OT)を養成します。
◎言語聴覚学専攻
言語聴覚士は、乳幼児から高齢者まで、言葉や聴こえ、食物の飲み込みに障害のある人々の援助をする専門職です。本専攻では、言語聴覚に関する基礎から臨床まで、幅広い講義内容と早い段階からの学内外の実習を通して地域に貢献できる言語聴覚士(ST)を養成します。

学べること

医学検査学科

国内で最も歴史ある臨床検査技師養成施設

医学検査学科は、1959年に創立された化血研衛生検査技師養成所を前身とし、輩出した臨床検査技師の数は、これまでに5000人以上にのぼります。臨床検査技師国家試験は難関ですが、本学はその受験対策にも高い実績があります。正規の授業科目のほかに、3年次からは模擬試験、4年次には出題科目ごとに受験対策講座を行い、自己学修を強力にサポートしています。また、教職員の人的交流や研究活動、学生の卒業研究、インターンシップ、企業訪問や就職など多方面にわたって産学連携の利点が生かされています。

[幅広い職業選択が可能]
臨床検査をベースとした多彩なカリキュラムを編成しているため、幅広い職業選択が可能です。臨床検査技師はもちろん食品衛生や食品学を身に付けるための科目も配置しているので食品衛生管理者を目標とすることもできます。また、MR(医薬情報担当者)、CRC(治験コーディネーター)などをめざすことも可能です。

[学科の主な特徴]
◎未来の可能性を広げるカリキュラム
各人に適した職業選択を行うための取り組みを1年次から実施。臨床検査技師以外に食品衛生管理者、医薬情報担当者(MR)、治験コーディネーター(CRC)などとして活躍することも可能です。
◎九州一円の医療施設が学外実習をサポート
3年次後期の47日間、講義や学内実習で身につけたことを病院など実際の現場に赴いて試す臨地実習を実施します。九州一円の病院のバックアップを受け、学ぶことができるようになっています。

【授業・講義】
この授業が力になる!

◎生理検査学実習/生理機能検査に必要な検査機器の取り扱いと検査技術を修得するとともに、生体検査としての患者さんへの接し方についても学びます。
◎一般検査学実習/尿沈渣検査法や脳脊髄液検体の細胞数の算定方法、寄生虫卵と原虫の検出方法・鑑別方法の修得をめざします。
◎解剖学実習/光学顕微鏡や人体模型を用いて、人体が細胞、組織、器官などにより階層的に成り立っていることを立体的かつ具体的に理解します。

看護学科

グローバルな活動に対応できる看護師を養成

高度な専門知識・技術・実践能力を備え、医療・保健・福祉の領域、さらに国際看護、がん看護、救急看護、開発途上国や災害時の看護など、よりグローバルな看護活動に対応できる人材を育成します。

[学科の主な特徴]
◎自ら学び、考え、理解する力や問題解決能力を修得
本学科では年次を追って、看護の基礎となる人体の解剖生理やそれを理解するための生物学・生化学などの基礎知識、病気が起こるメカニズム、病気の予防、地域の人々の健康問題、生活環境など公衆衛生についての科目などを学びます。また、合計約10か月間、病院や地域に出かけて行う臨地実習も実施します。
◎将来の夢に対応する多彩なカリキュラム
保健や国際看護、がん看護、救急看護、開発途上国や災害時の看護など多様な専門分野を幅広く選べる科目を設定し、個々の将来や目標に即した学びを可能としています。

【授業・講義】
この授業が力になる!

◎小児看護学II/成長・発達過程にある子どもと家族の健康レベルを理解し、QOLの向上をめざした看護援助について学びます。
◎地域・在宅看護論/自宅で療養する人と、その家族の生活に視点を置いた看護を展開する方法を、保健医療福祉チームの中で学びます。
◎健康教育論/さまざまな看護での対象に応じた健康教育の意義を理解し、基本的な健康教育や保健指導の展開過程と支援方法を修得します。

リハビリテーション学科/理学療法学専攻

ハイレベルな知識を持った理学療法士を養成

病気や交通事故などが原因で身体に障害のある人、あるいは高齢のため身体が不自由になった人へ、座る・立つ・歩くなどの基本動作の回復をサポートするのが理学療法士の仕事です。外傷からの障害だけでなく、呼吸循環系の病気や糖尿病など内科的要因から歩行困難になる対象者もいるため、高いレベルの知識や技術を身に付けます。

[専攻の特徴]
理学療法士は、機器やシステムを使うことが多い仕事です。動作解析装置や筋力測定装置、呼吸循環測定など、医療機関にも劣らない最新鋭の測定機器を整えた本学では、機能障害を客観的に評価する学習も可能です。さらに、顕微鏡、超音波、MRIなどの基礎医学や臨床医学の精密機器を使った授業により、生理機能や障害の評価なども実践的に学べます。
また、2022年度入学生からは「スポーツリハビリテーションコース」を新設し、ダブル・ラーニング制度によって、理学療法士の国家資格に加え、JATI認定トレーニング指導者(選択制)の資格取得も可能です。

【授業・講義】
この授業が力になる!

◎徒手療法学/患者さんの障害の評価を行い、個々に見合った最適な治療法を見いだす学修。主にPNF(固有受容器性神経筋促通法)の基礎となる部分を学びます。
◎スポーツ理学療法学/スポーツに共通する動作の運動学と障害の発生機序、治療について学修します。特に障害を伴う組織の病理学的変化や医学的処置、治療方針を提示し、理学療法の理論と方法、障害予防も含めたアプローチを身に付けます。
◎運動器理学療法学演習/骨関節疾患の評価・理学療法を理解します。そのうえで、実際の疾病を想定して、評価から治療までの一連の流れを学びます。

リハビリテーション学科/生活機能療法学専攻

作業療法の観点から科学的な思考法を修得

作業療法士の仕事は、社会復帰をめざす方に工作や手芸、生活動作の訓練などを通じて日常に必要な力の回復や維持を促すことです。医療機関だけでなく、自宅を訪問してケアを行うなど活躍の場も広がっているため、実践的な技術と知識を兼ね備えた人材の育成に努めています。

[専攻の特徴]
例えば、自宅を訪問してケアを行う場合、仕事は玄関のドアをノックするところから始まります。学内には一軒家仕様の実習室もあり、在宅ケアのシミュレーションが可能です。また、ミラールームを備える「観察室」では、本番さながらの精神科面接を行うことができます。
1年次の前期から現場に触れるチャンスがあり、3・4年次に行われる臨床実習では、作業療法士に関する医療・保健・福祉の現場を訪ね、学内で修得した技術や知識を応用し、3か月にわたって実際に対象者の生活再建を行います。何度も作業療法の現場を体験することは、自己の将来像を形成するうえでも役に立ち、対象者の希望を知りコミュニケーションの仕方を学ぶこともできます。

【授業・講義】
この授業が力になる!

◎基礎作業学技法/作業療法で用いられる代表的ないくつかの作業体験(革細工、園芸、木工、陶芸など)を通して、作業遂行に必要な材料・工具機材・工程に関する知識を修得します。
◎日常生活活動評価学/障害のある方の日常生活に対する介入方法を学びます。日常生活を分析し、障害の影響を評価し、作業療法を考えます。対象者の日常生活の動作分析を、実際の症例を通して演習を含めて学びます。
◎基礎精神機能作業療法学/精神機能作業療法における治療学に基づき、精神症状の緩和と精神機能の健康向上のために作業を用いることを学びます。

リハビリテーション学科/言語聴覚学専攻

QOLの向上に貢献できる言語聴覚士を養成

言語聴覚士とは、乳幼児から高齢者まで、言葉や聞こえ、食物を飲み込むことに障害をもつ人々の援助を行う専門職です。学びの領域は、脳や発声発語器官・聴覚器官などの医学的基礎から言語学、心理学まで含み、理系・文系にかかわらず幅広く興味を持つことができます。本専攻では、言語聴覚障害に関する専門知識、検査・評価・訓練の理論、実践法を学修。全人教育、教養教育を通してチームスタッフとして活躍することをめざすとともに、即戦力となるための実践的なスキルを豊富な実習により身につけます。

[専攻の特徴]
1)早期からの専門教育
1年次から心理と言語の科学を中心とした基礎科目を学び、コミュニケーション力や言語聴覚士としての専門的な言語能力を養います。
2)実践力と地域貢献
専門講義と基礎実習を集中的に学修。実践に結びつく臨床実習を通して、地域に貢献できる人材を育成します。
3)資格取得への万全の体制
実習で学んだ知識や経験を生かし、卒業研究で臨床研究の基礎能力を修得。4年次での国家試験対策へとつなげます。

【授業・講義】
この授業が力になる!

◎聴覚障害学総論/コミュニケーション障害の原因となる障害の種類や症状などを学び、言語聴覚士に必要な発声、表現力などを実践的に高めます。
◎失語症学/言語の仕組みを理解したうえで、失語症とはどのような障害なのか、その原因やメカニズム、症状の特徴などを学びます。
◎言語発達障害学総論/小児における言語発達に関する評価や検査法を中心に学びます。臨床場面で適切に検査を行える力を身に付けましょう。

アドミッションポリシー

社会に求められる医療技術者像

本学は、「保健医療分野の教育と研究を通して社会に貢献できる医療技術者を養成する」ことをミッションとし、「知識」、「技術」、「思慮」、「仁愛」の四綱領と、以下の四つの基本理念を掲げています。
1、保健医療分野に関する専門知識技術の教育と研究を行う
2、人間と社会に深い洞察力をもつ人材の育成
3、高度な知識と技術を有し、保健医療分野に貢献できる人材の育成
4、豊かな人間性を備え、創造性に富む、活力ある人材の育成

さらに、本学の卒業認定方針で述べている人材像は以下のとおりです。
1、命の尊さを理解するとともに、自他の人格を尊重すること、人を思いやることができる
2、保健・医療・福祉の専門職に必要な知識と技術を備え、多様な人々と連携協働することができる
3、科学的な思考力と判断力を備えるとともに、人間と社会を取り巻く種々の問題を認識し、広い視野から主体的に課題探求及び問題解決ができる
4、多様な価値観を尊重し、他者との豊かな信頼関係を築くコミュニケーションができる
5、適切に情報を収集・活用して、母語及び国際的に通用する言語で自らの考えを表現し、伝えることができる

保健科学部の求める学生像

・臨床検査技師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士等の医療技術者を目指す、しっかりとした動機・目的意識・意欲がある人
・他者の心身の痛みや多様な価値観に共感できる人
・協調性と柔軟性をもち、他者との良好なコミュニケーションをとることができる人
・高等学校の主要科目について教科書レベルの知識と学習習慣をしっかり身に付けており、できれば、部活動やボランティア活動などを積極的に行ってきた人

各学科の求める学生像

●医学検査学科
1、基礎医学分野や検査業務の意義について関心をもてる人
2、生活環境の衛生面や管理の意義について関心をもち、社会に貢献する意欲のある人
3、医療職者として求められる、協調性と柔軟性をもつ人
●看護学科
1、人間・健康・社会に関心を寄せることのできる人
2、人との関わりを大切にし、だれもが尊厳をもつ存在であることを理解できる人
3、自分の考えをもって、それを表現でき、人の意見を聴くことのできる人
●リハビリテーション学科
1、対象者の心身の痛みや多様な価値観に共感できる心のゆとりと優しさをもつ人
2、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士を目指すしっかりとした動機と意欲がある人
3、他者との良好なコミュニケーションをとることで信頼関係を築くことができる人

問い合わせ先

【住所・電話番号】

熊本市北区和泉町325
(入試・広報課)
(096)-275-2215(直)

【URL】

https://www.kumamoto-hsu.ac.jp/academics/

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