熊本保健科学大学/卒業後の進路
クリティカルケア認定看護師として自己研鑽を惜しまず経験を積みたい
※掲載内容は取材時のものです
どのように考えてキャリアを選んだか
私の家族には持病を抱える人がおり、そのために幼少期から医療従事者の方々と多く関わる機会がありました。中でも、いつも親身になってくださる看護師さんの姿に感銘を受け、私は看護師をめざすことを決意しました。
大学入学後、さまざまな領域での実習や大学の講義を通じて多くのことを学び、将来どの分野で働くかを何度も考えました。看護師として働くか、それとも助産師の資格を取得して進学するかを悩む時期もありました。しかし、クリティカルケア認定看護師の方々の講義を受け、自分も救命救急領域に携わる看護師になることを決断し、救急医療に力を入れている病院での就職を選びました。
就職活動では、就職・実習支援課のスタッフの方々に急性期病院の情報や役立つアドバイスをいただき、大学3年生から大学4年生の5月頃まで、個人面談や履歴書添削、面接練習、SPI対策など、さまざまな手厚いサポートを受けました。その結果、推薦試験を経て、第1希望の3次救急病院に内定をいただくことができました。
キャリア選択のポイント
講義をしてくださったクリティカルケア認定看護師の方々の持つ知識と技術、そしてキャリアに感銘を受けたことが決め手になりました。正直なところ、当初は助産師の道にも興味を抱いていましたが、その講義をきっかけに「救急医療の看護のスペシャリストになりたい」という思うようになりました。
さらに、「この方々が在籍する現場で学びたい」と思い、講義をしてくださった認定看護師の方々が勤務されている病院を第1志望に選びました。
志望先の病院は、実習やインターンシップを通じて何度もお世話になった病院でもあり、看護師の関係性や病棟の雰囲気のよさを実感していたこと、そして資格取得のためのサポートが手厚かったことも大きな理由です。
今後の夢・目標
クリティカルケア認定看護師の資格を取得することをめざしているため、まずは取得の条件である「クリティカルケア領域で3年以上の臨床経験を積むこと」を目標と考えています。
将来的には、就職予定の病院でICUなどのクリティカルケア領域に配属された場合、講義をしてくださった認定看護師の先輩方が在籍している環境で、多くの患者さんやケースを通して経験を積みたいと考えています。
希望する配属先に就ければよいと思っていますが、もし希望が通らなくても、その病棟でしか学べないことが多くあると認識しています。どの病棟に配属されても、日々自己研鑽を惜しまず経験を積み、何年かかっても必ずクリティカルケア認定看護師の資格を取得したいと考えています。
そしていずれは、講義に来てくださった認定看護師の方々のように、大学の講義を任せてもらえるような看護のスペシャリストに成長し、病院だけでなく、4年間お世話になった大学にも貢献できる看護師になることを志しています。