航空保安大学校/学部・学科
学べること

校外研修を通して、授業での学びの大切さを再認識

●航空情報科
校外研修は1年次に2回、2年次に4回予定されています。
2年次の校外研修先の1つである南紀白浜空港では、航空管制運航情報官が管制塔で飛行場対空援助業務を行うところを間近で見学するとともに、空港内に設置されている気象測器の説明や消防車両の説明を受けることができ、実習で学んだ内容を実際の空港で見学することで、自身が航空保安業務を行うイメージを強くしています。
また、大阪国際(伊丹)空港の近くにあるシステム開発評価・危機管理センターという官署にも訪問しており、安全で効率的な航空交通を確保するために現場で使われているシステムがどのような流れで開発や改修を行っており、また、さまざまなリスクに対してどのような対応をしているかといったことを学びます。
●航空電子科
1年次は、航空保安業務への理解を深めるため関西空港、大阪空港、神戸航空交通管制部にて校外研修を実施し、実際に現場で運用されている航空保安無線システムを見学しています。
2年次は東京国際(羽田)空港や名古屋空港にある飛行検査センターなどの航空管制技術官が在職している官署のほか、安全教育の一環として日本航空安全啓発センターにも訪問しています。

実技科目で実践に近い学びを得る

●航空情報科
卒業後、全国各地の航空官署で航空管制運航情報官として活躍するために必要な基礎知識、技能を習得します。
実技科目として、データ通信操作演習、飛行場対空援助演習、運航援助演習、飛行場情報演習、広域対空援助演習などを設けています。
●航空電子科
卒業後、全国各地の航空官署で航空管制技術官として活躍するために必要な基礎知識、技能を習得します。
実技科目として、情報処理実技、航空通信システム実技、航法システム実技、監視システム実技などを設けています。

業務に必要な基礎知識と技能を学び、資格を習得

航空情報科では航空管制運航情報官として働くうえで必須の航空無線通信士〈国〉などの、航空電子科では航空管制技術官として働くうえで必須の陸上無線技術士(第2級以上)〈国〉の資格取得をめざします。
どの資格も普段の授業を真面目に受講していれば、資格取得に必要な知識・技能が身に付くように配慮されているため、安心して資格取得にチャレンジできます。
〈取得をめざせる資格〉
○航空情報科/無線従事者国家資格(航空無線通信士)
※航空保安大学校は航空級無線通信士養成の認定校により、学校の授業と試験合格で資格を取ることができます。
○航空電子科/無線従事者国家資格(第一級または二級陸上無線技術士)