國學院大學北海道短期大学部/私のイチオシ
少人数での丁寧な指導を取り入れた講義が魅力
※掲載内容は取材時のものです
コレ知ってる?
未来を生きる子どもたちにとって、どのような資質・能力を育成することが大切だと思いますか?もちろん各教科、領域の知識・技能の習得は大切ですが、それ自体がゴールではないのです。
以前の学校教育では子どもたちに対して、知識・技能を習得、定着させることに注力してきました。そして、子どもたちは習得した知識・技能を適宜上手に活用しながら、問題解決をするだろうと考えられてきました。
しかし、そのような学習の転移はそう簡単に起きないことが心理学において実証されているのです。そこで、現在育成すべき資質・能力を、生きて働く「知識・技能」、未知の状況にも対応できる「思考力、判断力、表現力等」、学びを人生や社会に生かそうとする「学びに向かう力、人間性等」の3つの柱に整理しているのです。
この学問のココがおもしろい
「教育実習」をご存じでしょうか?教育実習とは、教育職員免許状を取得するために必要とする単位ですが、他の科目と大きく違うところがあります。それは、実際に学校現場に行って、子どもたちと触れ合い、学校教育を肌で感じながら、国学院大学北海道短期大学部で学んだことについて検証するというところです。
本学を離れて学ぶこの教育実習。実習前には最後まできちんと進められるか、教員という仕事が自分に向いているか不安の気持ちが大きいようですが、実習を終えると多くの学生は、教員のやりがいや楽しさを感じ、教職に対し大きく意識が変化しています。
現在、教育実習の実践を通して、国学院大学北海道短期大学部での教科指導法等の学びが実際の子どもたちへの指導に役立ったか検証するとともに、学生の教職に対する意識変化をまとめる研究を行い、後に続く学生の学びに生かしています。
キャンパスのお気に入りスポット
国学院大学北海道短期大学部の幼児・児童教育学科[児童教育コース]の良さは少人数での丁寧な指導を取り入れた講義です。
他大学ではなかなか経験できない教科指導法等での「模擬授業」を一人ひとりが単独で実践できるのです。さまざまな教科・領域で「模擬授業」を実践しますが、理科指導法では実験室の施設設備が充実していて、小学校の理科授業に対応できる実験、デジタル教材に対応するICT機器が整備されています。
また、近年、学校教育に導入されている1人1台端末(タブレット)も整備されていて、模擬授業に活用することができます。