川口短期大学/志望理由

私は高校卒業後すぐに就職しました。2年間の社会人時代、会社の先輩から「やりたいことはすぐにやりなさい」と教えられ、興味をもったことはすぐにやるようにしていました。良き先輩に恵まれ、仕事にも不満はなかったのですが、あるとき、ふと今一つやりがいを感じられないなと思いました。そこで、あらためて自分が何をしたいのかを考えて出てきたのが中学生の頃に夢だった教員でした。学校に行けば友達がいるし、自分の居場所だと思え、私は学校が好きでした。子どもたちの心に寄り添い、自分と同じように学校を楽しい場所、居場所だと思ってもらえる先生になりたい。その気持ちが強くなり、やりたいことがあるなら今挑戦すべきだと思い、進学を決めました。

2年間で保育士・幼稚園教諭・小学校教諭の3つの資格・免許状が取得できることが一番の理由でした。子どもたちの中には小学校に入学してもうまくなじめない子がいます。そうした「小1プロブレム」の解決のためには、小学校教育についての勉強だけでなく、幼稚園教育に関する知識や子どもの成長過程や発達過程も学んでおくことが大事だと思いました。また、少人数で先生と学生の距離が近く、手厚い指導が受けられるのも魅力でした。実際、先生方は本当に面倒見がよく、なんでも相談できるので、わからないことがあったらすぐに質問できます。

保育・教育を学び進めていく中で、先生は子どもたちと楽しく遊んだり、勉強を教えたりするだけの存在ではないことに気づかされました。また、子どもたちが間違ったことや悪いことをしたら叱らなければいけないと思っていましたが、これは論外で、その子がなぜそういうことをするのかを理解することが大事だと学びました。考えることも成長の過程も違う一人ひとりに寄り添い、理解し、その子の良さや特技を伸ばしていける先生を目標に、授業はもちろん、子どもに関する施設でのアルバイトなどにも積極的に取り組んでいます。