産業技術短期大学/卒業後の進路
科学技術の本質をより深く学ぶため国立大学へ進学
卒業後の進路:和歌山大学 システム工学部 システム工学科 3年次編入学
電気電子工学科 2021年3月卒業
出倉翔樹さん
京都府立鳥羽高校 卒業
※掲載内容は取材時のものです
どのように考えてキャリアを選んだか
以前から電気機器の機能や原理に関心があり、産業技術短期大学の電気電子工学科を選びました。コンピュータや家電製品にはさまざまな電子機器が使われていますが、中でも重要な「回路」に興味があり、コンデンサーやコイルなど回路を構成する部品について深く勉強したいと思いました。また、入学当初から編入学を希望。入学後すぐに進路ガイダンスがあり、進路に対するモチベーションが高まりました。コロナ禍の影響もありましたが、無事に国立大学への進学という目標を達成できました。
キャリア選択のポイント
4年制大学への進学(編入学)を選んだのは、科学技術の本質をより深く理解したいと思ったからです。現代はさまざまな技術がめざましく発展しており、日常を快適にするための技術を用いた製品やシステムが利用されています。しかし一方で、技術のしくみを理解しないまま、製品やシステムを利用することに違和感がありました。技術の本質を理解することで、技術を本当の意味で活用できるようになるのではないかと考えました。
今後の夢・目標
現在は、レーザー光線を照射することにより、通常の光学顕微鏡では見えない粒子を観測できる特殊な顕微鏡を使った測定法の研究をしています。将来的には粒子だけでなく、生きた細胞の観察法にも取り組みたいと思っています。そのため、さまざまな科目を履修するとともに、できる限り専門性を高めて「これは、この人に任せておけば間違いない」と思われるような存在になりたいと考えています。