難関校の合格に必要なのは、日々の努力と
昨今の入試動向から志望校選び、出願のポイントまで、
今、押さえておくべき情報をご紹介します!
2024年度の入試を読み解けば、
対策すべきポイントが見えてくる。
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2024年度入試は…
18歳人口の減少を背景に、入試の競争緩和が続く。
2024年度の私立大の入試を全国的に見ると、前年度同様、18歳人口の減少を背景に入試の競争緩和が継続。偏差値が高い大学に合格しやすくなったので、がんばれば合格を手にできると、とりわけ都市部にある上位大学へのチャレンジ志向が強くなりました。共通テストの志願者数は減少したにもかかわらず、国公立大学の志願者数は減少しなかったことからも、同様にチャレンジ志向が強まったことがうかがえます。
入試トレンドは変わらず、
強気なチャレンジ志向が継続。
2025年度入試に向けて…
本命校合格をめざして戦略を練り、
年内入試にも積極的に挑戦して受験の雰囲気に慣れておこう!
2024年度の入試のトレンドは大きく変わらず、2025年度も強気なチャレンジ志向が予想されます。しかし、入学できる枠が拡大するわけでもないので、大切になるのが「計画的な併願校選び」。とりわけ、本命校の一般選抜で合格をつかむためにも、本番前から併願校を受験することで入試に慣れておくのがおすすめです。近畿圏の主要な私立大では、各大学で併願可能な学校推薦選抜や総合型選抜を実施しているので、積極的にチャレンジしておきましょう。併願校で合格しておくと安心して本命校に打ち込めます。
また、入学後の自分がイメージできる大学を併願校にしたり、奨学金などの経済的なメリットがある大学を選んだり、「数」より「質」の視点を大切に、併願校の合格が自分にとって意味のあるものにする戦略を立てることも大切です。
●この入試分析は2024年入試の情報をもとに作成しています。
関西難関私立大を
志望するキミへ
本命校合格に向けた戦略の一歩は、
「どう併願するか」まで考えること
入試本番は誰だって緊張するもの。それが本命校ならなおさらです。だからこそ、いきなり本命校の入試を受けるのではなく、合格の可能性の高い併願校を先に受験して入試の空気に慣れておきましょう。
オススメは「安全校」「実力相応校」から受験するスケジュールを組むこと。先に併願校の合格をつかむことで自信もつきます。また、入試が連続すると疲れてしまうので、適度に間隔を空けることも大切です。
また年内に各大学で併願可能な学校推薦型選抜や総合型選抜で合格し、一般選抜で本命校にチャレンジするという選択肢もあります。
※最新情報は各大学のホームページをご確認ください。
1つめのポイントで触れたとおり、併願校の入試は本命校の入試のリハーサルとして活用できます。なるべく志望校と同じ科目で受験し、問題を解く感覚を磨いておきましょう。
また、たくさんの科目をバラバラに勉強するのは効率的にもNG。受験勉強をスマートに進めるためにも、早めに受験予定の大学の入試を調べて、勉強する科目をそろえておくのがオススメです。
※最新情報は各大学のホームページをご確認ください。
受験料に加え、交通費や宿泊費など、何かとお金がかかる受験。併願校を多めに受験する場合は保護者とよく相談しつつ、受験料の割引制度や地方会場の活用など、負担の少ない受験方法がないかを調べておきましょう。
また、本命校の合格発表前に併願校の入学手続締切(1次)が設定されている場合、“入学しないかもしれない大学”に入学金を支払う必要があります。支払った入学金は戻らないので、各手続きの締切は事前に忘れず確認を!
出典:マナビジョンラボ「大学受験にかかるお金」(2024/03/22)
※令和6年度入試現在。※金額は大学によって異なります。
※交通費:(例)東京~大阪間、宿泊費:1泊を想定。