頭が上がらない?下がる?どっちが正しい?間違えがちな「日本語」クイズ

今回は、意味を間違って覚えていることが多い3つの言葉を紹介!キミはこの日本語クイズを、完答できるか!?
頭が上がらない?下がる?どっちが正しい?
(間違えやすい度:★☆☆)
下線部の意味を表す言葉として、正しいものを選びなさい。
「毎朝、家族全員分のお弁当をつくってくれる母を本当に尊敬している。」
1.頭が上がらない
2.頭が下がる
答え:2
「頭が下がる」は、その形からイメージして「感謝する」の意味で間違えそうになるが、「行いが立派で心の底から感心して尊敬すること」の意味が正しい。一方、「頭が上がらない」は、「相手に引け目を感じたり、力が及ばなかったりして、対等に振る舞うことができない様子」を表すので、今回のような場面で使う用語としてはふさわしくない。
「憮然」ってどんな態度?
(間違えやすい度:★★☆)
下線部の意味を表す言葉として、正しいものを選びなさい。
「彼は憮然とした表情で立ち去った。」
1.ムッとして、怒っている様子
2.がっかりして、ぼんやりしている様子
答え:2
「憮然」とは、「がっかりして、ぼんやりしている様子や驚いてあきれている様子」を表現する言葉。最近では、(1)のように怒っている様子と間違って使われることが多いので、ココでしっかり覚えてしまおう。
おざなり?なおざり?どっちが正しい?
(間違えやすい度:★★★)
下線部の意味を表す言葉として、正しいものを選びなさい。
「そんないい加減な計画では成功するわけがない。」
1.おざなり
2.なおざり
答え:1
「おざなり」は「その場かぎりでいい加減なこと」の意味。一方、「なおざり」は「物事に真剣に取り組まず、そのままにしておく(手をつけていない)様子」という意味で、「おろそか」の類義語。間違えやすいので、「おざなり」な対応にせず、ここで覚えてしまおう!
さぁ、キミは何問わかったかな?
「日本語なんて毎日使っているし、勉強しなくたって大丈夫!」と思っているかもしれないけれど、案外間違って覚えていたり、使っていたりすることがある。こういう問題が入試で出題されても慌てないように、日頃から言葉の意味に注意しておくことが大事だよ。