「小春日和だね」って…何!?間違えがちな日本語クイズ

今回は、意味を間違えやすい3つの言葉をクイズ形式で紹介!今の時期にうっかり使ってしまいがちな言葉もあるので、だれかと話すときに恥ずかしい思いをしないように、正しい使い方を覚えておこう!

春は春でも…?

次の文章の意味を表す言葉として、正しいものを選びなさい。

穏やかに晴れた春の日の、のどかで心地よい様子

  1. 1.春うらら

  2. 2.小春日和



答え:1

正解は「春うらら」。「小春日和」は「初冬の頃の穏やかで暖かな天気」を表す言葉なんだ。「小春」という表現から、春の言葉と勘違いするかもしれないけど、そもそも「小春」は陰暦(旧暦)10月の別名。現代で言うなら秋から冬にかけて使う言葉だよ。

「ずれる」の意味にご用心

次の言葉の意味を表す文章として、正しいものを選びなさい。

世間ずれ

  1. 1.彼は世間ずれしていて常識にうとい

  2. 2.都会の波にもまれた彼は、すっかり世間ずれしてしまった



答え:2

「世間ずれ」の「ずれ」は「擦(す)れる」のこと。「社会の裏表を知って、ずる賢くなる」という意味なんだ。「ずれ」を「外れる」というニュアンスだと思ってしまうと、1のように意味を取り違えてしまうので注意しよう。相手をほめるときに使う言葉ではないので、間違って使わないようにしよう。

実際に試してみると、意味がわかるかも!?

次の慣用句の意味として、正しいものを選びなさい。

天につばする

  1. 1.他人に害を与えようとして、自分がひどい目に遭う

  2. 2.罰当たりな行いをする



答え:1

空につばを吐いても自分の顔にかかってしまうということなので、1が正しい意味。2の意味でも広まっているけれど、本来の意味ではないよ。「天」から神様を連想したり、「つばする」から不謹慎な行いをイメージしたりしやすいから、よく間違われるんだ。

キミは3問中、何問正解できたかな?どれも高校卒業~大学生レベルの語い力で答えられるクイズだったから、少し難しかったかもしれない。

知っている言葉を豊富にすることは、とてもいいことだし、メリットがたくさんある。例えば、本を読むときにつまずきにくくなったり、新聞やニュースの内容を理解しやすくなったり…。それに、授業中の先生の話、テスト・入試の難しい文章も頭に入りやすくなるんだ!今まではなんとなく見過ごしていた言葉を調べて、語いの力を伸ばしてみてはどうかな?

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