高3生のお悩み相談室 ~受験生なのに「やる気が出ない病」!?~

高校生のみんなが抱えている悩みは、先輩たちも同じように悩み、乗り越えてきたはずだ。そこで、この時期にありがちな高3生の悩みと、先輩たちからのアドバイスを紹介しよう。ぜひ、キミの「今」に役立ててほしい。

いよいよ今年から受験生! 気合いを入れないといけないのに…?

高3生の4月を迎え、受験生としてこれから1年間、気を引き締めてがんばろう!そんな気持ちの人たちも多いはず。でも、わかっていても意欲がわかない、勉強しているけどこのままでいいのか?…と、ふと立ち止まってしまう人もいるようだ。

お悩み1 薬剤師の夢があるのに全くやる気が起きません…

受験まであと1年なのに、焦りさえ感じず、春休みはだらけてしまいました。薬剤師という夢があり、難しい道であることもわかっていますが、真剣になれません。どうすればよいですか?

自分の置かれている状況は把握できていも、原因不明のやる気のなさに本人も困り果てている様子だ。

先輩の回答1 やる気が出るのを待つよりも、まずは前に進むこと

まずは、早いうちに一度、志望校の過去問を解いてみてください。志望校とのギャップがわかるのと同時に「1年後にはこれを解けるようにする」という明確な目標ができると思います。目標を立てて、実際に取り組んで、積極的に前に進んでほしいです。

親御さんに今日は何を勉強したかを報告してみたりすると、達成感を得られてこれからのモチベーションにつながっていくかもしれません。「継続は力なり」です。

先輩の回答2 この時期は「自分以外の力」を借りるのがオススメ

「やる気の出し方」には2種類あると思います。

1.自分で自分のやる気を出す方法



  • 環境を変えて勉強してみる

    (例)学校や近所の図書館に行く


  • 友達と競い合う

    (例)ジュースやお菓子をかけて単語を覚える速さを競う



2.自分以外の力でやる気を出す方法



  • 具体的な目標を決める

    (例)「次の模試では絶対にC判定以上を取る!」


僕自身は、この時期に1の方法ではやる気を出すことができませんでした。ぜひ、2を試してみてください!

何もせずにじっとしているだけでは、やる気は生まれてこない。とにかく何か行動に移すことが大切なのだ。でも、がむしゃらにがんばるだけでいいのだろうか?次は、そんなお悩みだ。

本当にこれでいいの? 自分なりの一生懸命

お悩み2 大学合格のためには「死ぬ気で勉強」しないとダメ?

受験生になり、自分なりに一生懸命に勉強しているつもりです。でも、「本当にこれでいいのかな?」と思います。大学に合格した人は「死ぬ気で勉強した」と言っている人がほとんどだからです。でも、「死ぬ気で勉強」って、どれくらいのものなのでしょうか?

先輩の回答1 「今日は精いっぱいやれた」の積み重ねが大切です

高校受験のときに、睡眠を削り休憩もせず死ぬ気で勉強しました。その結果、体調を崩して入院。奇跡的に第一志望には受かりましたが、1分1秒を惜しんで勉強することが必ずしもいいとは思いません。

大学受験のときは精いっぱい勉強しましたが、無理をしないことも学びました。睡眠は7時間確保し、休憩もして、何よりも「集中して勉強できる」時間内で勉強していました。

がんばることと無理をすることは違うのだということを頭に入れておいてください。死ぬ気で、というのは限界までやることではなく、「今日は精いっぱいやれたな」と思える日々を積み重ねていくことだと思います。

先輩のアドバイスは参考になったかな?
マナビジョンの「気になる大学のこと!先輩の口コミ」には、先輩の体験記や入試対策レポートなど、進路検討や勉強に役立つ先輩たちの生の声がたくさん掲載されているので、こちらもあわせてチェックしてみよう!

おすすめ記事