こんな大学の決め方は絶対NG!先輩が語る、進路選択の後悔体験談

文理選択、学部・学科選択、志望校の決定。どれも自分の将来に影響を及ぼす大切な分岐点であり、後悔のない選択をしたいもの。そこで今回は、これらの分岐点で「失敗した…」と感じている先輩の体験談を3つ紹介。先輩と同じ失敗をしないように、どんなところに注意すべきか、考えてみよう。

先輩の体験記【文理選択編】
宿題の量だけで選んでしまうと…

高2から文系と理系に分かれるため、高1の冬にはどちらに進むか、決めなければなりませんでした。栄養士になりたいことと、国公立大を志望していることを先生に相談したところ、「文理どちらに進んでも、栄養士にはなれる」とのこと。私は短絡的に「それなら宿題の多い理系はやめて、文系に進もう」と決めてしまいました。しかし、いざ高3になって候補の大学を絞り込んでみると、文系タイプで受験できて栄養士の養成課程がある国公立大は数えるほどしかなく、残りは私立大ばかり。自宅から通うことも条件に加えると、希望の進路を実現できる大学はありませんでした…。受験できる大学をよく調べたうえで、文理を決めるべきでした。

先輩の体験記【学部・学科選択編】
英語は好きなんだけど…

私が英米文学専攻に進学した理由は、とても単純で「英語が好きだから」でした。実際に大学に入学してみると、確かに英語を使う講義が多く、扱う文学作品もレベルの高いものばかり。しかし、私は読書に興味がなく、文学よりも英会話を学ぶことへの期待が大きかったため、進学前のイメージとは異なる講義の内容にがっくりと落胆してしまいました。本当に興味がある学びは何か、将来やりたいことは何か、そこまで考えてオープンキャンパスに参加したり、大学パンフレットを見たりするべきです。「なんとなく」で学部を決めずに、講義の内容までしっかり調べることをオススメします。

先輩の体験記【志望校選択編】
まさか入試で使わないなんて!

私は高3の秋まで、志望校について考えることがなく、どんな大学があるのか、入試ではどの科目が課されるのかを調べずに過ごしていました。11月になって、やっと志望校を決定。それから入試科目を調べてみると、苦手克服に時間をかけた数学が、試験に課されないことを知りました。数学に費やした時間を、少しでも別の入試科目に回していればと、ガッカリ…。受験勉強の効率にかかわってくるので、志望校が決まっていなくても、なるべく早く大学の情報を集めるようにしましょう。

進路選択に失敗した先輩たちに共通しているのは、「なんとなく進路を決めてしまった」こと。人から聞いた話やイメージだけで判断したり、調べ始める時期が遅かったりすると、納得のいく選択はできないようだ。高3生はもちろん、高1・2生のキミも時間のある夏休みに、じっくり進路を考えてみてはいかがだろうか。

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