これからの社会で注目の「情報」に関わる職業を研究!文系の学びを生かす新しい職業も!

大量の情報を瞬時に入手できる現代、私たちはスマートフォンを使って情報を調べるだけでなく、近年ではそれらの情報を使って、AIにさまざまな作業を行わせることもできるようになってきた。こ のように、「情報」を扱い活用することは、これからさらに重要なことになっていくといえる。

これからの情報社会で注目されていく職業

このような情報社会において、私たちが「情報」を活用しないで生活する、ということは考えにくい。また、情報化によってこれまでは無かった職業も誕生し始めている。「情報」の活用はますます注目されていくととらえて、社会を見てみよう。

提案型営業や開発に携わり、みんなの笑顔を増やすシステムエンジニアが求められている

システムエンジニアは、顧客の要望をヒアリングするだけにとどまらず、顧客のニーズを掘り起こし、要件を定義し、システムの設計・開発を行い、保守・運用までを担う仕事だ。
このため、システムエンジニアには深い専門知識に加えて、コミュニケーションや交渉・企画・営業力などのヒューマンスキル、プロジェクトを管理したり問題を発見・解決するコンセプチュアルスキルが求められている。
システムエンジニアとして就職した後、キャリアアップを重ねることによって、プロジェクトを成功に導くための管理や経営などのマネジメントまでを担う「プロジェクトマネージャ」として従事するなど、活躍の場が広がっている。

ビジネス側とデータサイエンティスト側との仲介役!「ビジネストランスレーター」

データ駆動経営やデジタルトランスフォーメーション(DX)におけるキーパーソンがビジネストランスレーター。
現代において、ビジネスの成功にはAIやビッグデータの活用といったデータサイエンスが不可欠となってきているが、高度な知識を持つデータサイエンティストとビジネスパーソンとの間では、連携がスムーズにいかないこともある。そんなビジネス側とデータサイエンティスト側の両方の考えを整理し、翻訳することによって、プロジェクトを成功に導く役割を担う仕事がビジネストランスレーターだ。
今、ビジネストランスレーターに注目が集まっている理由がある。その一つが「文系からもめざしやすい」ということだ。
ビジネストランスレーターに求められるのは、高度で専門的なノウハウではなく、ビジネス側の理念や目的、データサイエンスに基づくデータ活用の基礎を理解したうえで、言葉にできる力。両者の考えをまとめ、プロジェクトの失敗を防ぎ、成功に導く「ビジネス力」こそが必要だ。
このことから、理系だけでなく、文系からめざせる仕事としてとらえてよいだろう。

「情報」の力を役立てたい!志望校選びはどうする?

このような社会の変化、職業の変化に伴い、「情報」の力をつけたいと考えるとき、皆さんはどのように志望校を選ぶだろうか。一口に「情報」といっても、大学によって学びはさまざま。カリキュラムや研究内容、学習・生活環境、そこで学ぶ先輩たちは?など、調べるほどその違いに気づくはず。それぞれの大学の強みを理解し、自分の軸をもって志望校を選ぶことが、納得する進学先を見つける近道だといえるだろう。

今回は、「情報」を学ぶ大学の事例の一つとして、文教大学「情報学部」を紹介しよう。

「情報」×「●●」で大学独自の特色を知る!

文教大学は、越谷キャンパス(埼玉県越谷市)、湘南キャンパス(神奈川県茅ヶ崎市)、東京あだちキャンパス(東京都足立区)と、首都圏1都2県にまたがる3キャンパスを持つ大学。「情報」を学べる情報学部は、湘南キャンパスに所在している。

「情報」×「ビジネス」。情報学部 情報社会学科

情報学部は、情報システム学科、情報社会学科、メディア表現学科の3学科で構成されている。特に情報社会学科では、「情報」系の科目に加えて、ビジネスにも役立つマネジメント力や発想法を磨く授業も用意されている。このほか、専門教育科目として、マーケティングやマーケティング・リサーチ、「現代社会の消費者行動」「情報社会のビジネスモデル」などの科目があり、「情報」×「ビジネス」の学びを実現している事例といえるだろう。

「情報」×「マネジメント」。プロジェクトをマネジメントする未来も!

学校内の行事や学園祭のように、期限があって二度と同じことがない、そんなプロジェクトの現場の取りまとめを担うのが「プロジェクトマネージャ」だ。
従来は、システムエンジニアや開発者を取りまとめ、さまざまなシステム開発の現場の業務が円滑に進むように支える仕事が「プロジェクトマネージャ」とされていた。
現在は、データサイエンスを駆使したプロジェクト型業務も対象に、プロダクトの価値を最大化し、メンバーやお客さん、みんなの笑顔を増やす、そんな人材がシステム開発の現場を超えて求められはじめている。
情報通信技術の発達など、高度な情報化社会の進展に伴い、「プロジェクトマネージャ」の役割は、システム開発だけでなく、データサイエンスにも必要な人材といえるだろう。
文教大学の湘南キャンパスに所在する情報学部は、卒業生の多くがシステムエンジニアとして活躍している。
企業や団体の中でコンピュータを使った業務がスムーズに行われるように、業務システムを企画・立案、運用、改善する「システムアドミニストレータ」として活躍したり、システムエンジニアから「プロジェクトマネージャ」へとキャリアアップしている人も多い。

「情報」×「●●」に入る、大学独自の強みを知ろう!

「情報」の力をつけたいと考えたとき、今回の事例で取り上げたように、さまざまな切り口でその大学の強みをよく理解して志望校を選ぶことが大切だ。
これからの情報化社会を生きる皆さんにとって、「情報」を学ぶという視点や、「情報」をどう生かすかという視点は、志望校選びにおける自分の軸のヒントになるのでは?


おすすめ記事