外国語・国際関係に興味があるあなたへ 後悔しない大学・学部選びのポイント

外国語や国際関係について学べる大学の学部は数も多く幅も広い。世界を学ぶにはさまざまなアプローチがあるからだ。もし学部選びに迷っているのであれば、学べることや学び方に注目して考えるのも一つの方法だ。
まずは自分の学びたいこと、将来のイメージから考えよう!
外国語や国際関係に興味があり、大学で学びたいと考える高校生は多い。しかし、いざ学部を選ぶとなると迷うこともあるだろう。どの大学にも英語や国際関係の学部はあるため、模試の成績に見合った大学を選ぶのが順当かもしれないが、入学後に「学びたいことと違った…」となるのだけは避けたい。
もしも学部・学科選びに悩んでいるのであれば、まず自分の「学びたい」を深掘りしてみよう。「英語をもっと話せるようになりたい」「大好きな小説を原書で読みたい」のであれば文学・語学系、「世界を飛び回る仕事がしたい」のなら国際系の学科が向いている。「世界中の人とコミュニケーションをとりたい」ならば、歴史や宗教、社会を切り口に学ぶことで多角的な考え方を身に付けることもできる。
将来の職業から考えるのも手だ。航空業界やホテルで働きたいなら英語や中国語が役立つ。観光業なら語学に加え、旅行関係の資格もあると有利だ。英語の先生をめざすなら教員免許が取得できる学部が必須となる。
このように、外国語や国際関係へのアプローチ方法はひとつではない。一人ひとりの興味の数だけ扉は用意されている。ぜひあなたに合った学びを見つけ、世界につながる扉を開いてほしい。
外国語?国際関係?数ある学部・学科からどうやって選ぶ?

自分の「学びたいこと」や「将来の職業」がイメージできたら、次に学部・学科で具体的にどのようなことを学べるのかを確認しよう。また、外国語の修得や国際系を学びたい人の多くは留学に興味があると思われるが、大学により制度はさまざまだ。キャンパス内で留学さながらの学び方ができる大学もある。「英語だけで行う授業」や「少人数制の授業を設置している」といった、学び方にも注目してみると、また違った大学選びの視点が持てるだろう。
「ことば」を切り口に世界を学びたい人におすすめしたい【文学部】
言葉や文学で世界を広げ、世界とのつながりを学びたいと考えている人に、ぜひおすすめしたいのが文教大学 文学部だ。日本語日本文学科、英米語英米文学科、中国語中国文学科、外国語学科の4つがあり、日本語・英語・中国語のいずれかを中心としつつ、ドイツ語・フランス語・コリア語を加えたさまざまな言語を学ぶことができる。各学科ともことばを「覚える」のではなく「使える」ようになるために、ディスカッションやプレゼンテーションなどで実践的な学びが用意されており、外国語学科では短期留学が必須となっていることも特徴だ。
言語だけではなく背景となる文化についても学べる。古典や文芸作品、思想、哲学、歴史、芸術、芸能など、文化と言語は深く関わっているため、文化を追究することで幅広い視野と教養を身に付け、世界とつながることができる。
また、文教大学は全学で教員養成を重視しており、文学部でも教員になるための環境が整っている。国語、英語、中国語、書道の教員(中・高)のほか、日本語を母語としない人に日本語を教える「日本語教員」や、図書館で活躍する「図書館司書」もめざすことができる。
フィールドワークを重視した学び方で国際社会を学べる【国際学部】
将来は世界を舞台に活躍したいと考えている人は、そのための力が身に付けられる学び方が設置された大学を選ぼう。文教大学 国際学部では語学の修得はもちろんのこと、体験型の学習を重視した学びが用意されている。文化の違いを認識したうえでさまざまな価値観を理解できる、グローバルな人材をめざせるのが特徴だ。
世界にあふれるさまざまな問題を解決に導くためには、知識だけでなく対話する力も必要だ。ディスカッションとグループワークにより、異なる意見を尊重し合い、対話を進める力を身に付ける。学びの舞台はキャンパス内だけではない。海外での国際協力や環境・地域住民に配慮したサステナブルなツーリズム体験、長期インターンシップ、産学連携プロジェクトなど、キャンパスを飛び出しフィールドを舞台にした学びも充実している。
サポート制度や留学・研修制度も要チェック

学びたい内容で学部を決めたら、学びを支える学内の施設、受けられるサポートもチェックしよう。留学を目標にしている人は、留学制度も確認が必要だ。語学留学だけでなく、インターンや研修のために留学する制度を設けている大学もある。大学選びのポイントとして押さえておこう。
気軽に訪問できる学内の多言語学習ラウンジ
文教大学は国際社会にふさわしい人材育成をめざし、2022年に言語教育センター(Language Education Center)を設置。正課・課外問わず言語学習を支援し、学生の言語運用能力の向上を図りながら世界を認識するきっかけづくりを行っている。
また、越谷キャンパスと東京あだちキャンパスにあるLanguage Garden(多言語学習ラウンジ)の存在も大きい。多様な言語学習教材や映像資料が用意され、学生は自由に閲覧が可能。語学の指導やアドバイスを受けたり、外国語の会話やイベントに参加することもできる。
Language Garden(ことばの庭)というネーミングも、言語学習は植物を育てるようなもの、という文教大学の言語教育への向き合い方を表している。植物を育てるには日々手入れが必要だが、その成長を楽しむことができ、かけた手間と同じだけ収穫が得られる。Language Garden、つまり「ことばの庭」で文教大学の学生たちはことばを楽しみ、使いこなす力を育てている。
留学・研修制度にも注目しよう
文教大学では留学も積極的に支援。年間300名以上の学生が海外に渡航している。「協定校派遣留学」はアメリカ、ドイツ、ニュージーランド、ベトナム、韓国、中国の提携校に約1年間留学し、単位も認定される留学制度だ。ほかにも多数の海外研修プログラムも設けられており、語学や文化、インターンシップなど体験的に学ぶ機会が設けられている。こちらは1~6週間と短期間のチャレンジができることもメリットだ。
海外協定校からは交換留学生も受け入れている。多くの留学生が学ぶキャンパス内では、異文化交流も活発だ。留学生や日本人学生、教員の交流の場となっているLangage Gardenでは、キャンパスに居ながらにして留学先の雰囲気を味わうことができるだろう。