小論文とは?書き方や作文との違いを解説

気になるけど、実態がつかめない科目「小論文」。新聞を読む、文章を書く練習をするという対策法しか頭に浮かばない人も多いのでは?まずは小論文と作文の違いを知るところから始めよう。
小論文とは「理由のある意見」であるのに対し、作文は「感想」
小論文
問われているテーマに対して「私は、~と考える。」という意見を述べ、「なぜなら、~だからだ。」という理由(論拠)を筋道立てて説明し、相手を説得する文章のこと。論理性や説得力の高さにポイントが置かれる。
作文
「~だと思う。」「~して楽しかった。」など、ある出来事から自分の心境や感想を述べた文章のこと。文章の流れ、感性の豊かさ、表現のうまさなどにポイントが置かれる。
小論文に求められているのは、表現の美しさではなく、「考える力」であり、「読み手を説得する力」だ。どんなにしゃれた表現や言い回しがあっても、文章全体が「意見」と「理由(論拠)」という構造になっていなければ小論文とは言えない。また、意見があっても「なぜそう言えるのか」という理由がなければ小論文にはならないのだ!
小論文対策は、「書く前」が重要
では、小論文を入試で通用するレベルにするには、どうすればよいだろう?
ポイントは、3つ。
ポイント① 志望学部系統を、早めに決める
小論文は、あるテーマに対して意見を述べるもの。テーマには、教育学系統であれば「教師のあるべき姿」や「生徒とのコミュニケーションの取り方」、医学系統であれば「地域医療」「先端医療」などがある。志望する学部系統が早めに決まっていれば、これらのテーマの背景知識を日常のなかで吸収したり、そのテーマに絞り込んで自分ならではの答案を書く練習ができたりと、効率的な対策ができるんだ。
ポイント② 「意見」と「理由」を導き、整えるトレーニングを
小論文って、とっつきにくそう・難しそうと感じる反面、「何度か書くうちに、書けるようになるのかも?」という淡い期待を抱く人も多いかも。答えは、NO。合格ラインを超えるには、意見と理由が論理的に結びつき、かつその理由が採点者を納得させるだけの客観的で説得力のある論拠であることが重要。この「考え方」「意見の導き方」を、先に頭に入れてしまった方がよい。そのうえで、独りよがりだったり、具体性のない意見にならないように、論を展開していくトレーニングをしていこう。
【事例】テーマ:制服はある方がよいか?
いまいちな意見
「毎日服を選ぶのは面倒だし、あまりおしゃれには興味がないので、ある方がよい」
→好き嫌いなどの感覚だけで述べている。
説得力のある意見
「制服があることで、明日着ていく服に迷う時間が減る分、夜や朝の時間を明日の教材の準備などに使うことができる」
→好き嫌いではなく、自分以外の人にもわかりやすい、客観的な理由を述べている。
ポイント③ 小論文対策は、計画的かつ効率的に
復習や苦手克服、模試など、受験生の1年間は忙しいもの。だからこそ、小論文対策は早めにスタートさせておくのがオススメ。高2の春休みから高3・1学期の前半までの間にスタートさせ、夏休みには志望学部の傾向に合わせた実戦演習を重ねるのが理想的なスケジュールだ。
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